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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン(タイ/パタヤ、賞金総額23万5,000ドル、ハード)は30日、第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)と森田あゆみ(日本)のシングルス1回戦など、29日に消化出来なかった残り3試合などが予定されていたが、悪天候のために全ての試合は開始される事なく31日へと順延が決まった。
前日29日に予定されていた1回戦も、雨により3試合が消化されずこの日へと順延となっていた。
第1シードのイバノビッチと森田あゆみの試合は、森田あゆみが6-3, 5-7, 2-1とリードしたところで中断。天候の回復を待ったものの再開されず順延されたが、この日も雨が続き予定されていた全ての試合が行われる事なく順延となった。
森田あゆみ同様、試合途中で順延となったのは、第7シードのE・ヴェスニナ(ロシア)とE・ダニリドー(ギリシア)の一戦で、ヴェスニナが6-2, 1-0とリードしたところで順延となっていた。
今大会、ここまで2連覇中の第6シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)は、O・ポクコワ(ロシア)との1回戦は、試合が始まる前に雨が降り出し、2日続けての順延となってしまった。
ハンチュコバは今季開幕戦のブリスベン国際女子ではベスト8入りしたものの、その後のシドニーで行われたアピア国際女子では1回戦で予選を勝ち上がった森田あゆみに6-1, 3-6, 3-6の逆転で敗退。全豪オープンでも1回戦で予選勝者のチャン・ユンジャンに1-6, 6-1, 1-6で敗れ、2大会連続となる初戦敗退を喫していた。
イバノビッチと森田の勝者は、クルム伊達公子(日本)と2回戦で対戦する。クルム伊達は1回戦で、C・シーパース(南アフリカ)を7-5, 6-1のストレートで下して勝ち上がっていた。
スケジュールが大幅に崩れてしまった今大会、31日には終了出来ていない1回戦3試合が全て予定されており、加えて2回戦8試合も予定されている。1回戦を勝利した選手は、2回戦とのダブルヘッダーとなる。
ヴェスニナとダニリドーの勝者はM・ヨハンソン(フランス)と、ハンチュコバとポクコワの勝者はN・ブラチコワ(ロシア)と2回戦で顔を合わせる。ヨハンソンはK・チャン(台湾)を6-4, 6-3で、ブラチコワはS・ペア(イスラエル)を6-3, 6-3と、いずれもストレートで下しての勝ち上がり。
またこの大会、ダブルスにC・デラクア(オーストラリア)とのペアでエントリーしているクルム伊達は、大会初日の28日に行われた1回戦でS・チルステア(ルーマニア)/ハンチュコバ組を4-6, 6-2, 12-10の逆転で下して準々決勝進出を決めていた。
一方、宮村美紀(日本)もX・ハン(中国)と組んでエントリーしていたが、ブラチコワ/A・クレパック(スロベニア)組の前に4-6, 6-3, 5-10で敗れ初戦で姿を消した。
クルム伊達/ デラクア組は準々決勝で、31日に予定されている第1シードのチャン/V・キング(アメリカ)組とN・ラーチピンシャイ/P・プリペェチ組の勝者と対戦し、ベスト4進出を狙う。
デラクアは先に行われた今季最初のグランドスラムである全豪オープンで、地元オーストラリア期待の若手である16歳のA・バーティ(オーストラリア)と組んで、女子ダブルスの決勝進出を果たしていた。地元優勝の期待を背に行われた決勝戦では、第1シードのS・エラーニ(イタリア)/R・ビンチ(イタリア)組の前に敗退するも準優勝を飾って今大会へ乗り込んで来ていた。
今大会の優勝賞金は、シングルス4万ドル、ダブルス1万1500ドル。
(翻訳・記事/弓削忠則)
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