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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン(タイ/パタヤ、賞金総額23万5000ドル、ハード)は29日、シングルス1回戦残り12試合が予定され、クルム伊達公子(日本)がC・シーパース(南アフリカ)を7-5, 6-1のストレートで下し、好調を維持して2回戦進出を決めた。
第1セットは先にブレークに成功したクルム伊達は、ゲームカウント5-4とリードしてサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。そこで40-15とセットポイントを握ったが、シーパースにブレークを許し、ゲームカウント5-5と追いつかれてしまう。
続くシーパースのサービスゲームである第11ゲーム、0-15としたところで雨が降り出し、試合は一時中断となるアクシデントに。1時間以上の中断の後、試合は再開され、このゲームをブレークしたクルム伊達が続くゲームをサービスキープし、第1セットを先取した。
第2セットは一気に流れを引き寄せたクルム伊達は、1度ブレークを許したものの4度あったシーパースのサービスゲームを全てブレーク。1時間23分のストレートで勝利を飾り、2回戦へ駒を進めた。
今季最初のグランドスラムである全豪オープンでクルム伊達は、1回戦で第12シードのN・ペトロワ(ロシア)を下し、同大会オープン化以降最年長での勝利を飾った。続く3回戦でB・ヨバノフスキ(セルビア)に敗れたものの、2回戦のS・ペア(イスラエル)にも勝利する好調なプレーを披露していた。
「今日のシングルスもタフでした。いい形でゲームを支配しつつ打ち合いになっても、中盤からジワジワと相手のミスも減り始め、少しずつプレッシャーをかけられていました。」と、クルム伊達。
「それでも強い気持ちで5-5からのゲームに挑み始め1ポイント取ったところで雨による中断。なんとしても第1セットを取りたい!フォアにくるボールを早めにダウンザラインヘ打つことを心がけました。そして苦しい時は角度を付けず真ん中で我慢。それがうまくはまりました。7-5で第1セットを取ると一気に流れが出来ました。」とクルム伊達は自身のブログで語った。
クルム伊達は準々決勝進出をかけて第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)と森田あゆみ(日本)の勝者と2回戦で対戦する。この試合は森田あゆみが6-3, 5-7, 2-1とリードしたところで雨のため中断され、試合は再開される事なく翌日へと順延が決まった。
この日行われた試合結果は以下の通り。
A・イバノビッチ(1) vs. 森田あゆみ, 3-6, 7-5, 1-2
○M・キリレンコ(ロシア)(2) vs. ●A・アマンムラドワ(ウズベキスタン), 6-3, 7-5
○S・チルステア(ルーマニア)(4) vs. ●B・マテック=サンズ(アメリカ), 6-1, 6-3
○S・リシキ(ドイツ)(5) vs. ●T・マレック(ドイツ), 6-2, 6-3
D・ハンチュコバ(スロバキア)(6) vs. O・ポクコワ(ロシア)
E・ヴェスニナ(ロシア)(7) vs. E・ダニリドー(ギリシア), 6-2, 1-0
○H・ワトソン(英国)(8) vs. T・バボス(ハンガリー), 6-1, 3-0 (途中棄権)
●C・シーパース vs. ○クルム伊達公子, 5-7, 1-6
○N・ブラチコワ(ロシア) vs. ●S・ペア, 6-3, 6-3
●土居美咲(日本) vs. ○A・セバストバ(ラトビア), 4-6, 2-6
●V・キング(アメリカ) vs. ○An・ロディオノワ(オーストラリア), 4-6, 4-6
●C・デラクア(オーストラリア) vs. ○L・クムクーム(タイ), 2-6, 2-6
今大会の優勝賞金は、シングルス4万ドル、ダブルス1万1500ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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