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女子テニスツアーのブリスベン国際女子(オーストラリア/ブリスベン、賞金総額100万ドル、ハード)は1日に大会3日目が行われた。今大会はトップ10の内8人が出場しシードを獲得しているが、その第5シードのS・エラーニ(イタリア)と第6シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)が敗退し、早くも大会を去った。
シードダウンを演出したのはD・ハンチュコバ(スロバキア)とA・パブリュチェンコワ(ロシア)で、ハンチュコバが第5シードのエラーニを4-6, 6-1, 7-5の逆転で、パブリュチェンコワは第6シードで2011年のチャンピオンであるクヴィトバを6-4, 7-5のストレートで退けた。
ハンチュコバは「ここブリスベンで試合をするのが大好き。去年も決勝へ勝ち上がっていたから、今年も良い結果を残したいと思って、1試合1試合に集中して戦っているの。今日のサラ(エラーニ)との試合は長く厳しいもので、長いラリーが何度もあった。ただ自分を信じて自分のショットを打ち込んだの。幸運にもそれが功を奏したわね。」と、勝利の喜びを語っていた。
パブリュチェンコワも「新しいシーズンで最高のスタートが切れている。」と嬉しさを表していた。続けて「これまでも6、7回彼女(クヴィトバ)と対戦していて、簡単な試合は1度もなかった。だから今日は心の準備も出来て試合に臨めたの。本当に勝てて嬉しい。新しい年で、新しい私なの。」と高揚しながら語っていた。
ハンチュコバは主催者推薦のJ・ガイドソバ(オーストラリア)とラッキールーザーのL・ツレンコ(ウクライナ)の勝者と、パブリュチェンコワは第4シードのA・ケルバー(ドイツ)と予選勝者のM・プイグの勝者と準々決勝を行なう。
残る試合では、予選を勝ち上がったK・ペルバク(ロシア)がU・ラドワンスカ(ポーランド)を3-6, 6-2, 7-6 (8-6)の接戦を制してベスト8進出を決めた。ペルバクは準々決勝で第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)とS・リシキ(ドイツ)の勝者と顔を合わせる。
またこの日、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が初戦である2回戦を戦わずして大会を棄権する事を発表した。試合へ向けて会場入りしていたシャラポワは、数日前から右鎖骨に痛みを感じており、十分な練習が出来ていないとの理由で欠場を決めた。
「この痛みは10日ほど前から始まったの。鎖骨にちょっとした炎症があって、ドクターからはスマッシュを打ったりサーブを打つ練習は月曜日までしないようにと言われていたの。だから全くサーブの練習などが出来ずにいて、ストロークの練習しか出来なかった。そんな状態では試合には万全な状態で臨む事が出来ないと判断したの。」
と欠場の理由を語るシャラポワ。シャラポワに代わって、ラッキールーザーのツレンコが本戦2回戦でガイドソバとの試合に臨む。
この日行なわれた試合結果は以下の通り。
○S・ウィリアムズ(アメリカ) (3) vs. ●A・コルネ(フランス), 6-2, 6-2
●S・エラーニ (5) vs. ○D・ハンチュコバ, 6-4, 1-6, 5-7
●P・クヴィトバ (6) vs. ○A・パブリュチェンコワ, 4-6, 5-7
●U・ラドワンスカ vs. ○K・ペルバク, 6-3, 2-6, 6-7
今大会の優勝賞金は16万2987ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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