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男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、賞金総額48万4750ドル、ハード)は31日に男子シングルス1回戦4試合が行われ、世界ランク19位で第5シードの錦織圭(日本)が地元オーストラリアのナンバー1プレーヤーで2012年のATP新人賞を受賞したM・マトセビッチ(オーストラリア)を7-5, 6-2のストレートで退けるなど、シード勢が順当に2回戦進出を決めた。
同ランク49位のマトセビッチのサーブで始まったこの試合、序盤で錦織はサーブの調子が上がらず先にブレークを許してしまう。しかしすかさずブレークバックに成功し、その後は両者サービスキープが続く接戦に。ゲームカウント5-5からの第11ゲームでこのセット2度目のブレークに成功した錦織は続く自身のサーブをキープし第1セットを先取する。
サーブの調子を徐々に取り戻した錦織は、第2セットではマトセビッチに3度握られたブレークピンチを全て切り抜けると、2度のブレークを奪い1時間42分のストレートで勝利し、シーズン開幕戦の初戦を白星で飾った。
先週の土曜日に23歳の誕生日を迎えた錦織は、この日の勝利がATPツアーでの100勝利目となる区切りの勝利を飾り、自身への嬉しい誕生日プレゼントになった。
この日登場したもう1人のシード選手である第6シードのF・マイヤー(ドイツ)もS・ヒラルド(コロンビア)を6-4, 6-4のストレートで下し、順当に初戦突破を果たした。
試合を通して6本のサービスエースを記録したマイヤーは、自身のサービスゲームでは82パーセントと高い確率でポイントを獲得し、1度もブレークポイントさえヒラルドに握らせず、各セットで1度ずつのブレークを奪うとわずか65分の快勝で勝利を手にした。
錦織は、T・ロブレド(スペイン)と予選を勝ち上がったR・ハリソン(アメリカ)の勝者と、マイヤーはB・ミッチェル(オーストラリア)を6-4, 6-4のストレートで下したM・バグダティス(キプロス)と、それぞれ2回戦を行う。
この日行われた残りの試合では、J・ニエミネン(フィンランド)がJ・ベネトー(フランス)を6-3, 2-6, 6-1のフルセットで倒して2回戦へ駒を進めた。ニエミネンは第4シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)と準々決勝進出を懸けて2回戦で対戦する。
今大会は上位4シード選手が1回戦が免除されており、2回戦からの登場となっている。第1シードはA・マレー(英国)、第2シードはM・ラオニチ(カナダ)、第3シードはG・シモン(フランス)、そして第4シードにドルゴポロフと続く。
また今大会には日本から伊藤竜馬(日本)も本戦にエントリーしており、現地1月1日に予選を勝ち上がったJ・ミルマン(ロシア)と1回戦を行う。それに勝利すると2回戦で第1シードのマレーとの対戦となる。
この日行なわれた試合結果は以下通り。
○錦織圭 (5) vs. ●M・マトセビッチ, 7-5, 6-2
○F・マイヤー (6) vs. ●S・ヒラルド, 6-4, 6-4
●J・ベネトー vs. ○J・ニエミネン, 3-6, 6-2, 1-6
○M・バグダティス vs. ●B・ミッチェル, 6-4, 6-4
(翻訳/弓削忠則)
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