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日清食品ドリームテニスARIAKEが、11月18日に有明コロシアム(東京/有明テニスの森)で開催された。東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーイベントとして開催され、昨年に続いて今回が2回目の開催となる。
このイベントの発起人である錦織圭(日本)が松岡修造(日本)とのトークセッションに登場し、今回のイベントについて「また今年も復興マッチが開催できて嬉しい。」と話し、注目されている元世界王者L・ヒューイット(オーストラリア)とのシングルスについては「過去に2敗している手強い相手ですが、尊敬している選手でもあるので今日の試合を楽しみたいです。」と語り、来場した観客へも「楽しんでください。」と述べた。
最初に行われたドリームシングルスでは、10月に自身最高位となる世界ランキング15位を記録した錦織圭と、元世界ランキング1位のヒューイットが対戦。
現在31歳のヒューイットは、近年度重なる怪我により2012年7月には233位にまで世界ランクを落としたものの、現在は82位にまで戻しており、錦織圭とは過去にウィンブルドンで対戦し、その時はヒューイットが勝利していた。
3セットマッチで行われたこの試合、ネットプレーでパッシングショットを決める錦織、積極的に前へ出るヒューイット、会場から大きな拍手が起きるほどのプレーをお互いが讃え合った。
ドリームシングルスの他にもドリームミックス、ドリームダブルスが行われ、総来場者数8500人となった観客全員が参加しているかのような一体感があり和やかな雰囲気となった。
シングルスが終わってからすぐに始められたドリームミックスには、松岡修造/ 神尾米(日本)ペアと、神和住純/ 吉田友佳(日本)ペアが登場。選手全員がマイクを装着してプレーし、会場を盛り上げた。なお、本日来場を予定していたB・ボルグ(スウェーデン)はウィルス性疾患により欠席となっていた。
続いて行われたドリームダブルスでは、錦織圭/ 添田豪(日本)ペアとL・ヒューイット/ 鈴木貴男(日本)ペアによる1セットマッチが行われた。サーブ&ボレー中心を軸に展開する鈴木貴男らしいプレーで会場をわかせ、ヒューイットも添田からサービスエースを奪うなど世界トップクラスのプレーが繰り広げられた。
対する錦織/ 添田ペアは、試合途中に日清麺職人のCMで使われている帽子をかぶった添田、ラケットを湯切りのザルに持ちかえた錦織がボレーを決めるなどのアピールで一気に会場を盛り上げた。
そのことについて、試合後錦織は「トークショーで松岡修造さんがやっていたのを見て、やれたらなと思った。楽天ジャパン・オープンではやるわけにはいかないので。」と話している。
最後には、チャリティーイベントの目的である東日本大震災の復興支援となる義援金の目録が、錦織圭から日本テニス協会会長の畔柳信雄氏へ贈呈され、各選手は以下のコメントを述べた。
ヒューイット「大好きな選手とプレーができたこと、このような雰囲気を作ってくれたことに大変感謝している。」
鈴木貴男「今日だけじゃなく、選手を近くに見て何か感じとって、テニスや生活に活かして欲しい。僕自身とても楽しかった。」
吉田友佳「現役は引退しましたが、全国を回って普及活動をしています。テニスを通じて力になっていきます。」
神尾米「これから世界で戦っていく現役選手にも、日本のみなさんにも力を与えて、受け取って、日本のテニス界を盛り上げていきたいです。」
添田豪「来年以降はもっと報道に出られるように、グランドスラムで勝っていくので応援よろしくお願いします。」
錦織圭「テニスは唯一僕ができることなので、良いテニスを見せられるように頑張っていきます。」
神和住純「久しぶりに昔を思い出しました。年をとっても楽しめるスポーツです。」
そして、トークショーから始まりイベントの司会進行をこなし、選手としても出場した松岡修造は「自分たちができることを一生懸命やっていくことが、被災地の人たちに伝えられることです。」と最後に締めくくった。
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