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男子テニスツアーのイフ・ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、賞金総額48万6750ユーロ、ハード)は16日、シングルス1回戦残り10試合が行われ、前年度チャンピオンのG・モンフィス(フランス)が地元からの主催者推薦で出場のP・ロセンホルムの前に3-6, 6-1, 3-6で敗れる波乱に見舞われ早くも大会を去った。同じく主催者推薦で出場の元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)は203cmと長身のK・アンダーソン(南アフリカ)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで退けた。
世界ランク436位、地元ストックホルム在住で24歳のロセンホルムは第1セットで1度ブレークを許すも2度のブレークに成功し、このセットを先取する。
しかし、第2セットは1度もブレークポイントを握らせないサービスゲームを披露したモンフィスに2度のブレークを奪われ試合は第3セットへ。
勝敗を決める第3セットでは再び集中を増したロセンホルムがモンフィスに1度もブレークポイントを握らせず、このセット唯一のブレークをモンフィスから奪うと1時間18分でATPツアーのデビュー戦を勝利で飾った。
モンフィスは昨年、今大会に初出場で優勝を飾っていたが、今年は初戦で姿を消す形となった。モンフィスは今年中盤は膝の怪我でツアー離脱。全仏オープン、ウィンブルドン、ロンドンオリンピック、全米オープンなどを欠場。先月復帰を果たしたばかりだった。
一方、元世界ランク1位のヒューイットは近年、数々の怪我泣かされ現在は102位までランキングを落としているが、この日は同38位のアンダーソンに12回握られたブレークピンチを10回も退けると、11本のサービスエースを放ったアンダーソンから3度のブレークを奪い、2時間27分のフルセットで下し全米オープン以来となる初戦突破を決めた。
ロセンホルムは第6シードのM・ヨージニ(ロシア)と、ヒューイットは第8シードのJ・ニエミネン(フィンランド)と、それぞれ2回戦で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
F・ロペス(スペイン) (5) ○-× P・H・マチュー(フランス), 7-6 (7-5), 6-7 (4-7), 6-2
M・バグダティス(キプロス) (7) ○-× D・ゴファン(ベルギー), 6-4, 6-2
S・スタコフスキ(ウクライナ) ○-× Y・メルテンス, 6-3, 6-4
添田豪(日本) ○-× M・テイシェイラ(フランス), 6-3, 3-6, 6-3
M・コピル ○-× F・デルボニス(アルゼンチン), 6-1, 7-5
L・ヒューイット ○-× K・アンダーソン, 6-4, 4-6, 6-4
P・ロセンホルム ○-× G・モンフィス, 6-3, 1-6, 6-3
A・ファリャ(コロンビア) ○-× J・ハジェク, 6-3, 3-6, 7-6 (9-7)
J・ゾップ(エストニア) ○-× P・アンジャー, 6-4, 6-4
R・ベランキス(リトアニア) ○-× A・ラモス(スペイン), 4-6, 6-4, 6-1
今大会の優勝賞金は8万7870ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
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