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女子テニスツアーのジェネラーリ女子(オーストリア/ リンツ、賞金総額22万ドル、ハード)は12日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第5シードのJ・ジョルジュがS・アービッドソン(スウェーデン)を6-1, 6-4で下し準決勝進出を果たした。
「スコアだけ見ると簡単な試合に見えるかもしれないけど、セカンドセットは本当にレベルの高い内容だった。彼女(アービッドソン)がセカンドセットになってプレーのレベルを上げてきたから、とてもタフな試合になった。」と、ジョルジュ。
また「だけど、今日はとても積極的にプレーができたし、サーブも良かった。自分からポイントを取りにいくこともできた。今日の自分のプレーにはとても満足している。素早く動けているし、チャンスが来るまで待って、それから攻撃へ展開することができている。今週のここまでのプレーには本当に満足。」と、コメント。
ジョルジュは現在世界ランク19位で、ドイツでは世界ランク6位のA・ケルバー(ドイツ)に次ぐ位置にいるが、地元ドイツに近いオーストリアの大会ということもあり、「ここでは、大会スタッフともドイツ語で話すことができるし、本当に楽しく過ごせている。オーストリアではいつも快適に過ごすことができているから、最後までこの大会に残っていたいと思う。」と、語っている。
決勝進出に向けてジョルジュは、K・フリッペンス(ベルギー)と対戦する。予選からの勝ち上がりであるフリッペンスは、第2シードのA・イバノビッチ(セルビア)に勝利しての準決勝進出を決めていた。
「アナは世界ランクも12位で、本当に素晴らしい選手だから、試合は本当にタフな内容だった。けど、私には失うものはなかった。アナと試合をするには、サーブやリターンといったファーストタッチからプレッシャーをかけていく必要があった。」
また「今日は彼女のリズムを狂わせるために、多くスライスを使った。今週は予選からの出場だけど、今日の試合が今大会で一番良かった。まだ体調も良くフィジカル面でも問題ない。」と、フリッペンス。
敗れたイバノビッチは「試合の序盤は良いスタートを切ることができた。でも、その後試合のリズムを失ってしまった。彼女(フリッペンス)は今日素晴らしいプレーをしていた。今日私はライン際を狙って打っていたけど、多くのミスを犯してしまったし、サーブも良くなかった。サーブは試合が進むにつれて更に悪くなってしまった。」と、コメント。
フリッペンスはこれまで、A・レザイ(フランス)(当時ランク15位)、S・ストザー(オーストラリア)(当時ランク5位)、D・チブルコワ(スロバキア)(当時ランク13位)の3人のトップ20プレーヤーから勝利をおさめており、今日の勝利が4度目の勝利となった。
ジョルジュとフリッペンスは過去2度対戦しており、対戦成績は1勝1敗となっている。
「ジョルジュは優秀な選手で、素晴らしい対戦相手。彼女のことは昔から知っているから、私は何をすべきかをわかっている。明日も良い試合ができるといいですね。」と、フリッペンス。
一方、もう一つの準決勝である世界ランク1位のV・アザレンカ(ベラルーシ)とラッキールーザーから勝ち上がったI・C・ベグ(ルーマニア)が対戦する。
アザレンカはこの日、今季のWTA大会での勝利数トップとなる65勝目をP・マーティクから6-2, 6-2であげている。
また、ベグも最近好調を維持し、9月の全米オープンでは自身初となるトップ10プレーヤーからの勝利をC・ウォズニアキ(デンマーク)からあげ、その後のタシケントオープンでもツアー初となるタイトルを獲得しており、今日も予戦勝者のB・マッテクを 6-4, 1-6, 6-2のフルセットで下している。
アザレンカとベグは過去3度対戦しており、その全てでアザレンカが勝利している。
この日行われた試合結果は以下の通り。
V・アザレンカ (1) ○-× P・マーティク, 6-2, 6-2
I・C・ベグ ○-× B・マッテク, 6-4, 1-6, 6-2
J・ジョルジュ (5) ○-× S・アービッドソン, 6-1, 6-4
K・フリッペンス ○-× A・イバノビッチ(2), 6-4, 6-0
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
(翻訳/大木茂敬)
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