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男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額220万5000ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのJW・ツォンガ(フランス)を7-6(7-4), 6-2のストレートで下し、見事、優勝を飾った。ジョコビッチは同時に優勝賞金53万570ドルを獲得した。
ジョコビッチは今大会にこれまで3度出場しており、いずれも優勝したことになる。2009年の決勝ではM・チリッチ(クロアチア)を下し、また2010年の決勝ではD・フェレール(スペイン)を倒してタイトルを獲得している。これでジョコビッチの今大会での戦績は14勝0敗となった。
決勝の第1セット、ツォンガが2-2からジョコビッチのサービスをブレーク、ゲームカウント3-2とリードを重ねる。
しかしジョコビッチはすぐにブレークバックしてゲームカウント3-3のタイにすると、試合は結局タイブレークへ。
タイブレークではジョコビッチが世界ランク2位の底力を発揮、7-4で奪うと、そのまま第1セットを先取する。ツォンガはタイブレークの4-5から痛恨のダブルフォルトを犯し、その後もバックハンドのボレーをネットにかけ、ジョコビッチにチャンスを与えた。
勢いに乗ったジョコビッチは、第2セットのゲームカウント1-1から4ゲーム連取の猛攻でゲームカウント5-1と大きくリードを重ねる。第7ゲームはツォンガに奪われたものの、第8ゲームはジョコビッチがしっかり締め、そのまま優勝を決めた。
試合後、ジョコビッチは「第1セットは本当に拮抗したセットになり、数ポイントが勝敗を分けた。第1セットを奪った後の第2セットは精神的にやりやすいものだけど、今日もそうだった。」と振り返った。
一方、敗れたツォンガは「彼から主導権を握るのはかなり難しいことだった。彼のような選手に勝つには現状からもっとレベルを上げていかなければならない。」と分析していた。
ジョコビッチは今季、これで65試合をこなしたことになり、この数字はATPツアーでは最多。また今シーズンは今回の優勝で4勝目であり、四大大会では1月の全豪オープンで優勝している。
授賞式でジョコビッチは韓国のラッパーであるPsy(サイ)の音楽に合わせてボールボーイ、ボールガールと踊りを披露し、会場を祝福ムードに包んだ。
ジョコビッチは「あの音楽が気に入ったので、またどこかで踊るかも知れません。」と会場を笑わせていた。
ジョコビッチが同一大会で3勝したのは5大会目のことで、他の4大会とは全豪、ドバイ、マイアミ、カナダの大会でのこと。
また同日にはダブルス決勝も行われ、第1シードで無敵の双子ペアB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組がノーシードのC・ベルロク(アルゼンチン)/D・イストミン(ウズベキスタン)組を6-3, 6-2で一蹴し、栄冠を手にしている。
(翻訳/森田系太郎)
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