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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額482万8050ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、現女王で第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が元女王で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)を6-3, 6-1のストレートで下し、88分で頂上決戦を制した。今季5勝目を決めたアザレンカは、優勝賞金84万8000ドルを獲得した。
シャラポワはアザレンカのパワーに終始押され気味で、第1セットでは6本のダブルフォルトを犯してゲームカウント3-6でこのセットを落とすと、第2セットもゲームカウント0-4としてしまい、万事休す。
その後アザレンカはシャラポワにわずか1ゲームを奪われたのみで、このセットをゲームカウント6-1で奪うと、そのままタイトル獲得を決めた。
シャラポワはサービスが不安定な日があり、決勝はちょうどその日に当たってしまった。シャラポワは結局、試合を通じて2度しかサービスキープをすることができなかった。
試合後、アザレンカは「やるべきことをやり、マリア(シャラポワ)の好まないテニスを心掛けたわ。彼女に主導権、独占権を握らせないようにしたの。もちろん全てのポイントでそれができた訳ではないけど、ほとんどのポイントで彼女のリズムについて行くことができたし、チャンスがあれば攻めて主導権を握るようにした。機会を生かして先攻するようにしたの。」と、戦術を明かした。
また優勝については「チャイナ・オープンで優勝することは私の夢だったの。というのも、これまでこの大会でいいプレーができていなかったから。なのでそれを打破し、シーズン末のこのような大きな大会で優勝できたなんて信じられません。今大会に出場してタイトルを獲得できたことを本当にうれしく思っています。」と、手放しの喜びようだった。
今後について聞かれたアザレンカは次のように話している。「あと2大会残っています。約10試合くらいね。できる限りの力を発揮していきたいわ。シーズン終盤にきているけど、年初に立てた決意、つまりコート上でベストを尽くして勝つこと、これを依然として保持できていることを幸せに思うわ。」
一方、いいところをみせられずに敗れたシャラポワは「ヴィクトリア(アザレンカ)は本当に素晴らしいテニスをしていた。多くのことを私よりもうまくこなしていた。セットや試合をタイに戻せるチャンスがあると思ったときにミスをしてしまった。またチャンスはほとんどなかったわ。あったとしても落としてしまった。世界女王に対してそれをやっては駄目ね。」と、悔しさを滲ませた。
しかし、シャラポワは良い面も見逃していない。「でも東レの大会ではハイレベルなプレーができないまま出場した今大会だったけど、ここでのプレーは東京でのプレーよりもよくなっていた。決勝で負けたのは残念だけど、過去の今大会での戦績を考えると、進んでいる方向は間違いなさそうね。」
(翻訳/森田系太郎)
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