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男子テニスツアーのサンクトペテルブルグ・オープン(ロシア/サンクトペテルブルグ、賞金総額41万850ドル、インドアハード)は19日にシングルス1回戦残り9試合が行われ、第3シードのM・クリザン(スロバキア)は主催者推薦のM・エルジンを6-4, 6-3のストレートで、第4シードのF・フォニュイーニ(イタリア)もT・カンケ(ドイツ)を4-6, 6-2, 6-3の逆転で下した。第8シードのJ・ゾップ(エストニア)は予選勝者のA・クマンツォフと対戦中、6-3, 5-3とリードしたところでクマンツォフが目まいを訴え途中棄権し勝利が転がり込んだ。
世界ランク45位のクリザンは、同ランク639位のエルジンに第1セットは2度のブレークを許したものの、3度のブレークを奪い先取。第2セットでも1度ブレークを奪われたが、3度のブレーク成功し1時間36分で退けて順当な勝ち上がりを見せた。
一方、同ランク53位のフォニュイーニは、第1セットでは2度のブレークを同ランク71のカンケに奪われそのセットを失うと、第2セットに入ると1度もブレークポイントをカンケに握らせず2度のブレークに成功し試合を振り出しに戻した。
勝敗を決める第3セットでフォニュイーニは、3度訪れたブレークピンチを切り抜けるとこのセット唯一のブレークをカンケから奪い2時間5分の逆転で勝利。カンケとの対戦成績を1勝1敗とした。
フォニュイーニは先の全米オープンで友人であり引退したA・ロディック(アメリカ)と3回戦で対戦し、1セット奪うも敗れていた。
クリザンはH・ゼバロス(アルゼンチン)を7-6 (7-3), 7-5で下したS・ボレッリ(イタリア)と、フォニュイーニはラッキールーザーのI・ネデルコを7-6 (7-2), 6-2で倒したS・スタコフスキ(ウクライナ)と、ゾップはR・ベランキス(リトアニア)と2回戦で対戦する。ベランキスはこの日、P・ペッツシュナー(ドイツ)と対戦し、6-2, 3-3としたところでペッツシュナーが左膝を負傷し途中棄権を申し入れての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
L・クボット(ポーランド) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン) (2), 4-6, 6-3, 6-4
M・クリザン (3) ○-× M・エルジン, 6-4, 6-3
F・フォニュイーニ (4) ○-× T・カンケ, 4-6, 6-2, 6-3
J・ゾップ (8) ○-× A・クマンツォフ, 6-3, 5-3, 途中棄権
P・ロレンジ(イタリア) ○-× S・ベトウ, 1-6, 6-2, 6-2
T・ガバシュビリ(ロシア) ○-× N・フィディルコ, 6-2, 6-0
S・ボレッリ ○-× H・ゼバロス, 7-6 (7-3), 7-5
R・ベランキス ○-× P・ペッツシュナー, 6-2, 3-3, 途中棄権
S・スタコフスキ ○-× I・ネデルコ, 7-6 (7-2), 6-2
今大会の優勝賞金は7万365ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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