- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も！

女子テニスツアーのニューヘイブン・オープン（アメリカ/ニューヘイブン、賞金総額６３万７０００ドル、ハード）は２４日、シングルス準決勝２試合が行われ、第２シードのＰ・クヴィトバ（チェコ共和国）が第４シードのＳ・エラーニ（イタリア）を6-1, 6-3で一蹴し、決勝進出を決めた。

クヴィトバは出だしからブレークに成功しリードすると、エラーニに１ゲームしか与えず、わずか２４分で第１セットを先取する。

第２セットも調子を上げたクヴィトバは、ファーストサーブサーブが入った時に１３本中１２本ポイントを獲得するなどエラーニを圧倒。ゲームカウント５－３でクヴィトバは、エラーニのサービスゲームで３度目のマッチポイントを迎え、強烈なリターンを叩き込みエラーニのバックハンドがアウト。６６分の快勝で決勝進出を決めた。

「今日はとてもサーブの調子が良かった。リターンは攻撃的に攻めようと努めたの。攻撃的な選手になろうと思った。ただボールを返しているだけだったら、どんな結果になるかなんて、誰も分からないでしょ。」と語るクヴィトバは、８本のサービスエースを記録し、試合を通して１度もエラーニにブレークポイントさえ握らせなかった。

敗れたエラーニは「出来る事は全てやったけど、彼女(クヴィトバ)はベースラインから信じられないようなプレーをしていた。ミスなく強烈なショットを打ち続けていた。とても難しい試合で、自分にとっては最高の日ではなかったけど、大会自体はこうしてベスト４入り出来たし、とても良い大会だった。」と、クヴィトバのプレーに脱帽していた。

クヴィトバは決勝で、第７シードのＭ・キリレンコ（ロシア）と対戦する。この日キリレンコは第３シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）と対戦した。しかし、第１セットを７－５とキリレンコが奪ったところでウォズニアキが右膝の怪我を訴え試合続行を諦め、途中棄権を申し入れてあっけない幕切れとなった。

この日の試合結果は以下の通り。

Ｐ・クヴィトバ (2) ○-× Ｓ・エラーニ (4), 6-1, 6-3
Ｍ・キリレンコ (7) ○-× Ｃ・ウォズニアキ (3), 7-5, 0-0, 途中棄権

今大会の優勝賞金はシングルス１０万７０００ドル。