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女子テニスツアーのバクー・カップ(アゼルバイジャン/バクー、賞金総額22万ドル、ハード)は24日、シングルス1回戦残り11試合が行なわれ、第1シードのK・ペルバク(ロシア)が熱中症で棄権敗退したが、第2シードのA・パノワ(ロシア)が順当にストレート勝利を飾るなど、この日登場したシード勢に明暗が分かれた。
ペルバクはJ・コーエンと対戦、4-6, 6-3, 2-3とリードを許した所でコートに倒れ込み、試合続行が不可能となり途中棄権。ペルバクは担架で運ばれながらコートを後にすると同時に、大会を去る結果となった。
世界ランク68位のペルバクは、同134位のコーエンに第1セットは2度のブレークを決めるも3度のブレークを許し、セットを奪われてしまう。第2セットに入ると集中を増したペルバクが2度のブレークに成功して試合を振り出しに戻した。
しかし、この日の気温が37度を超える中、フルセットへともつれた試合で、第3セットでペルバクは1-2とリードを許した時のコートチェンジでメディカル・タイムアウトを要求。その後2ゲームを戦ったが、コートに倒れ込み試合続行が不可能となりゲームセット。コーエンが不戦勝で2回戦進出を決めた。
その他、この日に勝利を物にしたシード勢では、第2シードのパノワが予選勝者のS・ジョーンズを7-5, 7-6 (9-7)で、第5シードのB・ヨバノフスキ(セルビア)がL・ツレンコ(ウクライナ)を6-3, 2-6, 6-3で、第6シードのN・ブラチコワ(ロシア)がP・メイヤー(オーストリア)を6-2, 6-4で下し、順当に2回戦進出を決めた。
パノワは第1セット終盤で2度目のブレークを奪い先取。第2セットは両者1度ずつのブレークのあとタイブレークへ。そのタイブレークも接戦となるも、最後はパノワが降り切って2時間13分でジョーンズを下した。
ヨバノフスキは第1セットでは2度のブレークを奪い先取するも、第2セットに入るとツレンコに3度のブレークを許しセットオールへ。第3セットでは2度のブレークを許したヨバノフスキだったが、4度ものブレークに成功すると1時間42分でツレンコを退けた。
ブラチコワは第1セットでは1度もブレークポイントさえ与えず、メイヤーから2度のブレークを奪い先取。第2セットも2度のブレークを許しながらも、3度のブレークに成功し74分の快勝でメイヤーを倒した。
しかし、残りのシード勢は敗退する波乱に見舞われた。第7シードのA・アマンムラドワ(ウズベキスタン)はO・プチュコワに3-6, 6-7 (12-14)で、第8シードのE・ビルネロバ(チェコ共和国)がM・リバリコワ(スロバキア)に1-6, 1-6で敗れ、ペルバク同様初戦で姿を消した。
コーエンはA・クドリャフツェワ(ロシア)と、パノワはE・スヴィトリナを6-1, 7-6 (7-4)で下したS・ザニエスカと、ヨバノフシキはV・ソロビエワと、ブラチコワが主催者推薦のE・ゴルゴーゼを6-1, 6-1で一蹴したE・カベサ・カンデラとそれぞれ対戦する。
また、プチュコワはZ・ディアスを6-3, 6-1で倒したA・ブリアンティ(イタリア)と、リバリコワはT・タナスガーン(タイ)と、準々決勝進出を懸けて2回戦を行う。
残りの試合ではM・ドマホウスカ(ポーランド)がC・ガルシア(フランス)を1-6, 7-5, 6-0の逆転で下すと、L・ポウス・ティオ(スペイン)はN・ラチーワカーン(タイ)を対戦中、6-1, 2-0とリードした所で、ラチ―ワカーンが右肘の痛みから途中棄権を申し入れて勝利が転がり込んだ。
ドマホウスカは第3シードのM・ミネッラ(ルクセンブルグ)と、ポウス・ティオはA・クルニッチとベスト8進出を懸けて2回戦で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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