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国際テニス連盟(ITF)は26日、ロンドン五輪テニス競技の出場者リストを発表し、日本からは男子シングルスに世界ランク20位の錦織圭(日本)、同58位の添田豪(日本)、そして同65位の伊藤竜馬(日本)が入った。また男子ダブルスには錦織/添田組が推薦枠での出場を決めた。
オリンピックの男子シングルスは64人が出場し、そのうち56人がランキングによって選ばれ、8人がITFによる推薦枠となる。また各地域からは上位4人までが出場できる。
直接出場となる56人は、全仏オープン後に発表された6月11日付のランキングを基準に選ばれ、錦織と添田はほぼ確定だったものの、伊藤は当落線上で出場権の獲得が危ぶまれており、推薦枠による出場も申請されていた。
女子シングルスも男子と同様に64人が出場するが、その内訳は56人がランキングによって選ばれ、推薦枠が8人。日本女子からはクルム伊達公子(日本)と森田あゆみ(日本)がランキングによる出場を目指していたが、ともに全仏オープンで初戦敗退を喫し、ランキングを上げることはできなかった。
日本テニス協会はウィンブルドンでベスト4進出などの実績を持つクルム伊達を推薦枠として申請していたが、残念ながら出場とはならなかった。
また1924年以来に正式種目となったミックスダブルスは、シングルスまたはダブルスで出場を決めている男女のペアとなっており、錦織とクルム伊達の出場は実現とはならなかった。
今年のオリンピックには前回の北京五輪の金メダリストから男子シングルスのR・ナダル(スペイン)、ダブルスのR・フェデラー(スイス)とS・ワウリンカ(スイス)、女子ダブルスのS・ウィリアムズ(アメリカ)とV・ウィリアムズ(アメリカ)が引き続き出場、女子シングルスで金メダルを獲得したE・デメンティエワ(ロシア)はすでに現役を引退している。
また男女ともにトップ20からは19人が出場を表明しているが、M・フィッシュ(アメリカ)とM・バルトリ(フランス)は欠場することを表明している。
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