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6月25日に開幕を控える今年のウィンブルドン。今年3大会目のグランドスラムである今大会は、まさしくテニスのナンバー1を決めるN・ジョコビッチ(セルビア)、R・ナダル(スペイン)、そしてR・フェデラー(スイス)の三つ巴の戦いに注目が集まっている。
昨年のウィンブルドンを制し世界ナンバー1の座を手に入れたジョコビッチ。彼が今年も決勝に進出すれば、誰が優勝したとしても世界ランク1位の座は安泰となる。
昨シーズンは開幕から41連勝を飾るなど、まさしく男子ツアーを席巻していたジョコビッチ。昨年のこの時期、彼の戦績は41勝1敗、7大会でタイトルを獲得していた。しかし、今年は全豪オープンとマイアミ・マスターズでタイトルを獲得したものの、優勝はこの2回だけとなっている。
現在世界ランク3位のフェデラーにもウィンブルドンでのトップ返り咲きのシナリオが用意されている。もしフェデラーが通算17度目のメジャー優勝を達成し、なおかつジョコビッチが準決勝までに敗退していれば、2010年の全仏オープン以来となる王座奪還となる。
2004年に初めて世界ランク1位となったフェデラーは、その後、237週連続という世界ランキング1位連続保持の最長記録を樹立。フェデラーのキャリア通算での世界ランク1位の保持期間は285週となっており、これはP・サンプラス(アメリカ)の持つ歴代最長記録286週まで残り1周に迫る記録となっている。
昨年のウィンブルドン決勝でジョコビッチに敗れ、世界ランク1位の座を譲っていたナダルが復権を果たすには、ウィンブルドンで3度目の優勝を達成し、なおかつジョコビッチが準々決勝までに敗退している必要がある。
現地時間22日行われるドロー抽選でジョコビッチと同じ山になれば、最高にドラマティックな形での王権復古を果たす可能性が出てくるフェデラー。昨年のUSオープンではマッチポイントがありながらもジョコビッチに敗れたが、その後の3大会でタイトルを獲得。さらに今季は10大会に出場し、4大会で優勝、9大会でベスト4以上に進出と好成績を残し、再びトップを狙える位置につけている。
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