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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会4日目の30日、男子シングルス2回戦が行われ、第11シードのG・シモン(フランス)がB・ベイカー(アメリカ)に6-4, 6-1, 6-7 (4-7), 1-6, 6-0のフルセットで勝利するなど、地元勢が3回戦に勝ち上がった。
この日のセンターコート第3試合に登場したシモンは、主催者推薦で出場のベイカーからあっさりと2セットを先取する。しかし、過去6年間に5度の手術を受け、昨年7月にツアー復帰を果たしていたベイカーは、ここから2セットを連取、試合を振り出しに戻した。
ファイナルセットでも接戦が予想されたが、地元ファンの声援を受けるシモンが一気にベーグルで奪い勝利、2年連続となる3回戦進出を決めた。
この日は多くの地元勢が2回戦に登場し、N・マウー(フランス)がM・クリザン(スロバキア)に4-6, 6-4, 7-6 (7-5), 6-3で、N・デヴィルダー(フランス)がM・ベレー(ドイツ)に7-6 (7-5), 6-4, 6-2で勝利しており、それぞれ3回戦に進出している。
その一方、第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)がM・ロドラ(フランス)に6-2, 6-3, 6-3で、第9シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がE・ロジェ=ヴァセラン(フランス)に6-7 (5-7), 7-6 (7-3), 6-4, 6-4で勝利するなど、地元勢でも明暗が分かれる結果となった。
第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は、B・カブチッチ(スロベニア)に6-0, 6-4, 6-4のストレートで勝利、順当に3回戦に進出している。
試合開始から7ゲームを連取するなど試合の主導権を握ったように思われたジョコビッチであったが、第2セット序盤でブレークバックを許してしまうと、その後は接戦となった。
「完璧な第1セット、7ゲームをしたのにも関わらず、彼に反撃のチャンスを与えてしまいました。」とジョコビッチ。「だけど、それもテニスです。」
この日の試合でジョコビッチは、カブチッチに1度しかブレークを許さなかったものの、試合を通して34本もの凡ミスを犯している。カブチッチは21本しかミスを犯していない。
「第2セットと第3セットでは本当に良い守備を見せてくれました。特に第2セットでは。」とジョコビッチ。「第1セットセットほど、ミスをしてくれませんでした。」
第3シードのR・フェデラー(スイス)は、A・ウングル(ルーマニア)に6-3, 6-2, 6-7 (6-8), 6-3で勝利、J・コナーズ(アメリカ)を抜き去り、グランドスラム本戦でのキャリア通算成績を歴代最多となる234勝目を記録した。
この他の試合の結果は以下の通り。
F・ベルダスコ(スペイン) (14) ○-× G・ミュラー(ルクセンブルグ), 6-7 (5-7), 6-3, 6-2, 6-2
S・ワウリンカ(スイス) (18) ○-× P・アンジャー, 7-6 (7-3), 6-7 (4-7), 6-2, 6-1
M・チリッチ(クロアチア) (21) ○-× J・C・フェレーロ(スペイン), 7-6 (7-4), 6-2, 6-3
A・セッピ(イタリア) (22) ○-× M・ククシュキン(カザフスタン), 6-7 (5-7), 6-2, 2-6, 6-1, 6-2
K・アンダーソン(南アフリカ) (31) ○-× H・ゼバロス, 6-3, 3-6, 6-3, 6-0
L・クボット(ポーランド) ○-× F・セラ(フランス), 7-6 (7-0), 6-2, 7-6 (7-4)
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