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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会3日目の29日、残りの男子シングルス1回戦が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)がS・ボレッリ(イタリア)に6-2, 6-2, 6-1のストレートで勝利、2回戦に進出した。
今大会ではB・ボルグ(スウェーデン)に並ぶ6度の優勝を達成しているナダルは、この日の勝利で大会通算46勝1敗とした。2005年の初出場から無敗の4連覇を達成したナダルは、2009年の4回戦でR・ソデルリング(スウェーデン)に唯一の敗戦を喫している。
今年は史上最多となる7度目の優勝がかかるナダルは「まだ2回戦です。次の試合について考えることでたくさんです。ビヨンがここに来るだろうかとか、決勝でプレーできるかとか考える暇はありません。1日ごと前進するものです。」と、目の前の試合に集中することを強調した。
この日の試合でナダルは、試合を通して18本しか凡ミスを犯さなかった。対するボレッリは38本ものミスを犯している。第1セット2-2の場面から、ナダルは一気に8ゲームを連取して試合の主導権を握っていた。
「今日はやるべきことをできたと思います。」とナダル。「過去の1回戦よりかは、ストレスも緊張もしなかったかも知れません。」
第2セット中盤でボレッリに1度だけブレークを許したナダルであったが、それ以降は再び試合の主導権を掌握、続く9ゲームのうち8ゲームを奪い、ボレッリを突き放した。
「フォアハンドとサーブでアグレッシブなプレーを心掛けましたが、今日はミスが多すぎました。」とボレッリ。「彼は強いですし、互角に試合するチャンスもありませんでした。」
この他の上位シード勢も順当に勝ち進んでおり、第4シードのA・マレー(英国)は伊藤竜馬(日本)を6-1, 7-5, 6-0で、第6シードのD・フェレール(スペイン)はL・ラコ(スロバキア)を6-3, 6-4, 6-1で下している。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・ティプサレビッチ(セルビア) (8) ○-× S・クエリー(アメリカ), 2-6, 6-4, 7-6 (7-3), 6-3
N・アルマグロ(スペイン) (12) ○-× P・ロレンジ(イタリア), 6-3, 7-5, 6-4
J・モナコ(アルゼンチン) (13) ○-× G・ルファン(フランス), 6-2, 2-6, 6-2, 7-6 (7-3)
S・スタコフスキ(ウクライナ) ○-× A・ドルゴポロフ(ウクライナ) (16), 6-7 (4-7), 6-4, 7-6 (7-4), 3-6, 6-3
R・ガスケ(フランス) (17) ○-× J・ゾップ(エストニア), 6-3, 6-4, 7-6 (7-4)
M・ヨージニ(ロシア) (27) ○-× J・ブレーク, 6-2, 6-1, 6-2
J・ベネトー(フランス) (29) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 6-2, 6-7 (3-7), 6-4, 6-4
F・マイヤー(ドイツ) (32) ○-× D・ヒメノ=トラバー, 6-4, 6-2, 6-3
T・ハース(ドイツ) ○-× F・ボランドリ(イタリア), 6-3, 0-6, 6-4, 6-4
E・シュワンク(アルゼンチン) ○-× I・カルロビッチ(クロアチア), 6-4, 6-0, 6-3
D・ツルスノフ(ロシア) ○-× 添田豪(日本), 6-1, 6-4, 6-4
J・シャーディ(フランス) ○-× ルー・イェンスン(台湾), 6-4, 6-1, 6-7 (3-7), 3-6, 11-9
G・ディミトロフ(ブルガリア) ○-× D・ヤング(アメリカ), 7-6 (7-3), 6-1, 6-1
B・パイユ ○-× A・ラモス(スペイン), 7-6 (7-3), 6-4, 6-7 (5-7), 6-3
L・ロソル(チェコ共和国) ○-× C・ベルロク(アルゼンチン), 6-4, 7-5, 6-7 (6-8), 6-2
D・イストミン(ウズベキスタン) ○-× I・クニツィン(ロシア), 6-2, 6-1, 6-2
J・ニエミネン(フィンランド) ○-× I・アンドレエフ(ロシア), 3-6, 6-2, 2-1, 途中棄権
R・ハース(オランダ) ○-× I・ドディグ(クロアチア), 6-2, 6-2, 6-1
M・バグダティス(キプロス) ○-× J・I・チェラ(アルゼンチン), 6-3, 6-3, 6-1
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