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女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額216万6400ドル、クレー)は19日、シングルス準決勝2試合が行われ、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が第12シードのA・クルベール(ドイツ)に6-3, 6-4のストレートで勝利、決勝に進出した。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるシャラポワは、決勝で第8シードのN・リー(中国)と対戦する。リーはこの日、第9シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する予定であったが、セリーナは腰の痛みを理由に試合前に棄権、リーが不戦勝で決勝に進出している。
この日の試合で27本のウィナーを決めてクルベールを圧倒したシャラポワは「大きなことを達成した場所に戻ってくるのは良いことです。ここまでのプレーに満足しています。」と、大会連覇への意気込みを語っている。
世界ランク2位のシャラポワが最近獲得したタイトル5つのうち、クレーコートで手に入れたのは3つとなっている。また先月行われたシュトゥットガルドでは、世界ランク1位のV・アザレンカ(ベラルーシ)を決勝で下してタイトルを獲得していた。
「最も大切なことは、コートで身体的に強いと感じられることと、長いラリーをコントロールすることができ、良く回復できることです。この分野で、とても良くなっています。」と、自らのクレーコートでのプレーについてシャラポワは語っている。
その一方で24歳のクルベールは、今シーズンはパリのインドア大会でキャリア初タイトルを獲得すると、コペンハーゲンでもツアー優勝を果たしており、今大会終了後には自身初となるトップ10入りが決まっている。
思わぬ形での決勝進出となったリーは、これが今季2度目のツアー決勝進出となる。今年1月のシドニー大会では決勝に進出したものの、決勝でアザレンカに敗れ、準優勝に終わっていた。
シャラポワとリーはこれまでに10度の対戦があり、シャラポワが6勝4敗で勝ち越しているが、最近5試合ではリーが4勝1敗としている。
今大会の優勝賞金は38万5000ドル。
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