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女子テニスツアーのエストリル・オープン女子(ポルトガル/エストリル、賞金総額22万ドル、クレー)は1日、シングルス1回戦11試合が行われ、森田あゆみ(日本)は主催者推薦で出場のM・J・ケーラーに1-6, 5-7で敗退、初戦で姿を消した。
日本で行われたフェドカップ・プレーオフ以来となる試合に登場した森田にとって、この日が今季のクレーコート初戦となった。
世界ランク227位ながらも今季は予選を突破して全豪オープン本戦に出場するなど、伸び盛りな19歳であるケーラーに対し、森田は試合開始から4ゲームを連取されてしまうなど、第1セットをあっさり先制されてしまう。
第2セットに入ってもケーラーに先行される展開を強いられる森田であったが、2度のブレークバックに成功しゲームカウント5-4とする。このまま逆転の糸口を見つけたい森田に対し、ケーラーが一気に3ゲームを連取、1時間28分で森田の初戦敗退となった。
先週のランキングでトップ20に返り咲いた第2シードのM・キリレンコ(ロシア)は、E・バルタチャ(英国)を7-6 (8-6), 6-1で下し、2回戦に進出している。
第1セットでは4-1とリードを奪ったキリレンコであったが、そこからバルタチャに反撃を許してしまい、このセットはタイブレークに突入する。そのタイブレークでは、バルタチャが6-2と4本のセットポイントを迎えるも、土壇場で6ポイントを連取したキリレンコがセットを先取する。
これで試合の流れを掴んだキリレンコは、第2セットに入るとバルタチャから3度のブレークに成功、1時間42分で初戦勝利となった。
ディフェンディング・チャンピオンでもある第3シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)は、K・バロア(ドイツ)を6-4, 6-1のストレートで下している。
昨年の決勝でもバロアに勝利していたメディーナ=ガリゲスは「大会に優勝すれば、その次の年にまた戻ってきてタイトルを防衛したいものです。しかし、ここでの試合はいつも難しいです、1試合1試合集中しなければなりません。明日はまた別の試合があります。」と、大会連覇への思いを語っている。
この他の試合の結果は以下の通り。
P・ツェトコフサ(チェコ共和国) (4) ○-× A・パノワ(ロシア), 6-2, 6-1
鄭潔(中国) (5) ○-× E・マカロバ(ロシア), 6-3, 6-1
K・カネピ(エストニア) (6) ○-× S・スティーブンス(アメリカ), 6-1, 6-0
P・エルコグ(スロベニア) (9) ○-× T・パスゼック(オーストリア), 6-0, 6-3
J・ガイドソバ(オーストラリア) ○-× MT・トロ=フロア, 6-3, 6-1
H・ワトソン(英国) ○-× L・フラデカ(チェコ共和国), 6-4, 6-4
K・ナップ(イタリア) ○-× E・ダニリドー(ギリシア), 7-5, 6-2
G・ウォスコボエワ(カザフスタン) ○-× A・ヤキモバ(ベラルーシ), 6-1, 6-4
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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