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女子テニスツアーのSARラ・プリンセス・ラーラ・メリヤム・グランプリ(モロッコ/フェス、賞金総額22万ドル、クレー)は土曜日に決勝戦を行い、予選勝者のK・バーテン(オランダ)がL・ポウス・ティオ(スペイン)を7-5, 6-0のストレートで下し、見事、WTAツアー初優勝を飾った。バーテンは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
第1セットを7-5で奪ったバーテンは、第2セットでは試合を完全にコントロール。自らのサービスゲームではわずか2ポイントしか与えない一方で、ポウス・ティオのファーストサーブが入った際のポイント獲得率をわずか41%に抑えた。
試合後、バーテンは「試合開始当初、私は緊張していた一方で、彼女(ポウス・ティオ)はいいスタートを切っていました。しかし第1セットを奪った後は緊張が解けました。」と話した。
「優勝できて興奮しています。これからはさらに多くの大会に出場し、もっと優勝していきたいと思います。」
20歳のバーテンは試合を通じてポウス・ティオに2度ブレークされてしまったものの、ポウス・ティオのサービスゲームでは強烈なリターンをみせて各セットで3度ずつのブレーク、合計6度のブレークに成功し波に乗った。
世界ランク149位のバーテンは今大会、予選2試合に勝利して本選入りを果たしていた。これまでツアーで1回戦を突破したことがなかったバーテンだが、今大会では予想外の優勝を果たし、大きな飛躍を遂げた。
「この土地が大好きです。ですが予選から出場しているので合計で1週間こちらにおり、多少疲れています。ですが今夜はお祝いしたいと思います。」
他方、敗れたポウス・ティオは「今季、クレーでの大会はまだ2大会目です。ですので今大会での戦績には満足しています。決勝では途中から彼女(バーテン)はとても攻撃的になり、試合の展開が速くなりました。彼女はすばらしいプレーをみせていました。」と勝者を称えていた。
ポウス・ティオもバーテン同様、今回が初のツアー決勝進出だった。
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