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男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、賞金総額207万2500ユーロ、クレー)は24日、シングルス2回戦3試合が行われ、第2シードのA・マレー(英国)がS・スタコフスキ(ウクライナ)に6-3, 6-2のストレートで快勝、順当に3回戦に駒を進めた。
10代の頃には、ここバルセロナでトレーニングを積んでいたマレーは、この日の勝利で今季通算20勝目となった。「良くボールを打てていたし、試合が進むにつれて調子が上がっていきました。」と、マレーは自分のプレーを評価していた。
先週行われていたモンテカルロ・マスターズでは準々決勝でT・ベルディフ(チェコ共和国)に敗れていた世界ランク4位のマレーは、第1セットで1度、第2セットで2度のブレークをスタコフスキから奪うと、1時間18分で勝利を決めた。
今年で9回目の今大会出場となる第6シードのN・アルマグロ(スペイン)は、E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)に7-5, 7-6 (7-3)で勝利、今季のクレーコートでの戦績を16勝3敗としている。
また2010年のチャンピオンである第9シードのF・ベルダスコ(スペイン)は、S・ダルシス(ベルギー)に6-3, 6-1と1時間12分で快勝、3回戦に進出している。この日の試合を通して10本のブレークチャンスがあったベルダスコは、そのうちの4本をブレークに結び付け、世界ランク66位のダルシスを圧倒した。
この日は残りのシングルス1回戦11試合も行われており、トップ50で最年少である第15シードのB・トミック(オーストラリア)がE・ガルビス(ラトビア)に6-3, 6-4のストレートで勝利している。
19歳で世界ランク35位のトミックは「サービスゲームで良いプレーが出来ました。クレーでも動きが良くなってきましたし、これまででベストの試合でした。次の試合ではもう少し積極的に、また我慢する時は我慢するようにする必要があるでしょう。」と、クレーコートへの調整が順調に進んでいることをアピールした。
今大会で6度の優勝を誇る第1シードのR・ナダル(スペイン)は、今大会初戦となる2回戦で同胞のG・ガルシア=ロペス(スペイン)と対戦する。ガルシア=ロペスはこの日、O・ロクス(ベルギー)を6-3, 6-3で下している。
また第8シードの錦織圭(日本)の2回戦の相手はM・ククシュキン(カザフスタン)となった。世界ランク55位のククシュキンはこの日、同104位のD・ヒメノ=トラバー(スペイン)に6-2, 6-3のストレートで勝利している。
この他のシングルス1回戦の結果は以下の通り。
F・ジル(ポルトガル) ○-× M・グラノジェルス(スペイン) (12), 6-2, 6-2
K・アンダーソン(南アフリカ) (13) ○-× M・ジャジーリ(チュニジア), 6-2, 6-3
P・アンジャー(スペイン) (16) ○-× D・ゴファン, 7-6 (7-2), 6-4
A・ラモス(スペイン) (17) ○-× A・ベック(ドイツ), 4-1, 途中棄権
R・ファラ(コロンビア) ○-× A・ブルゲス=ダビ, 6-4, 7-6 (7-3)
I・アンドレエフ(ロシア) ○-× D・ジャンケラ(アルゼンチン), 6-2, 6-3
V・ハネスク(ルーマニア) ○-× R・マシャド(ポルトガル), 6-3, 7-6 (7-5)
F・チポッラ(イタリア) ○-× P・ロレンジ(イタリア), 6-0, 6-3
今大会の優勝賞金は30万1150ユーロ。
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