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女子テニスツアーのSARラ・プリンセス・ラーラ・メリヤム・グランプリ(モロッコ/フェス、賞金総額22万ドル、クレー)は火曜日、シングルス1回戦残り10試合が行われ、第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)がE・ダニリドー(ギリシア)を6-1, 7-5のストレートで退けるなど、シード勢が順当に2回戦へ駒を進めた。
第1セットでは3度のブレークをダニリドーから奪いあっさり先取したクズネツォワだったが、第2セットでは先に2度のブレークをダニリドーに許すと2-5とリードを広げられてしまう。しかしそこから実に5ゲームを連取し、途中ダニリドーにセットポイントを握られながらも逆転でそのセットを奪い、77分のストレート勝利を決めた。
先週末、祖国ロシアはモスクワでセルビアを招いて行われたフェドカップの準決勝にロシア代表として出場していたクズネツォワ。初日のシングルスではA・イバノビッチ(セルビア)を下したものの、2日目は勝敗の懸かったシングルスでJ・ヤンコビッチ(セルビア)に敗れ、ロシアは決勝進出を逃していた。
「フェドカップはインドアで行われていたので環境も違うし、まだ疲れも残っているのでとても厳しい状態での試合でした。第2セットはフットワークと集中力に問題がありました。それでもこうしてストレートで勝てた事には喜びを感じています。今大会は今季初のアウトドアでのクレー大会なので、試合数をなるべく多くこなしたいと思います。」と、クズネツォワは勝利に安堵の色を浮かべていた。
第3シードのP・ツェトコフサ(チェコ共和国)は予選を勝ち上がったM・シンク(ハンガリー)を6-4, 6-2のストレートで、第8シードのS・ペア(イスラエル)はM・リバリコワ(スロバキア)を5-7, 6-3, 7-5の逆転で下し、それぞれ2回戦進出を決めた。
78分でストレート勝利を飾ったツェトコフサは「今日の試合はそれほど簡単なものではありませんでした。彼女(シンク)は素晴らしい選手で、怪我から復帰しているところなのです。彼女は既に予選2試合を戦っていたので、環境には慣れていたはずです。1回戦はいつも難しいもので、特にまだこの環境に慣れていない中、こうして勝利する事が出来て嬉しく思います。」と喜びを語っていた。
一方で2時間50分もの接戦を強いられたペアは「イライラするのと同時に、必死に戦い続け、積極的なプレーを心掛けました。最後の数ゲームは特にでした。それはとても大切な事だったと思います。本当に長い試合になりました。もっと早く終わらせる事が出来たかも知れません。それでもこうして勝ち上がる事が出来て本当に良かったです。しっかり眠れる事を望みます。」と、勝利しながらも疲労は隠せなかった。
その他のシード勢は、第5シードのS・ハレプ(ルーマニア)は主催者推薦のF・Z・エル=アラミと対戦中、6-1で第1セットをハレプが先取した所でエル=アラミが胃腸疾患を訴え途中棄権を申し入れ、ハレプが労せず2回戦進出を決めた。また前日から順延となった第7シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)とA・ルス(オランダ)との試合は、もつれにもつれた末、ルスがザコパロバを6-4, 5-7, 7-6 (11-9)で下していた。
2回戦でクズネツォワはI・C・ベグ(ルーマニア)と、ツェトコフサはT・バシンスキー(スイス)と、ペアは主催者推薦のN・ララミを6-1, 6-1で一蹴したラッキールーザーのM・ヨハンソン(フランス)と、ハレプはA・カダントゥ(ルーマニア)と、ルスはO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)を6-2, 6-1で下したL・ポウス・ティオ(スペイン)とそれぞれ2回戦を行う。バシンスキーは予選勝者のAr・ロディオノワ(ロシア)と対戦中に2-6, 4-0とした所でロディオノワが左手首を負傷し途中棄権を申し入れての勝ち上がり。
残りの1回戦では、予選勝者のG・ムグルサ=ブランコがA・タチシュビリ(グルジア)を7-5, 5-7, 6-4で、同じく予選勝者のK・バーテンがU・ラドワンスカ(ポーランド)を6-4, 7-5で倒して2回戦進出を果たした。ムグルサ=ブランコはP・メイヤー(オーストリア)と、バーテンは第6シードのC・シーパース(南アフリカ)との2回戦に臨む。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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