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女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップ準決勝、ロシアとセルビアの対戦(ロシア/モスクワ、クレー)は22日、リバース・シングルス2試合とダブルス1試合が行われ、セルビアの両エースであるJ・ヤンコビッチ(セルビア)とA・イバノビッチ(セルビア)が勝利、通算3勝2敗でセルビアが初となる決勝進出を果たした。
1勝1敗で初日を終えていた両国の対戦、エース同士の対戦となった第1試合でイバノビッチがA・パブリュチェンコワ(ロシア)に3-6, 6-0, 6-3で下してセルビアが2-1でリードすると、続く第2試合でヤンコビッチがS・クズネツォワ(ロシア)に6-1, 6-4で勝利、この時点でセルビアの決勝進出が決まった。
11月に行われる決勝で、セルビアはディフェンディング・チャンピオンであるチェコ共和国と対戦する。
インドアのクレーコートで行われたこの対戦、第1セットを落としたイバノビッチであったが、第2セット開始から10ゲームを連取する猛攻で試合の流れを一気に引き寄せた。
前日のシングルスではクズネツォワに敗れていたイバノビッチは「彼女は本当に良いプレーをしていました。しかし、巻き返すことができて本当に満足しています。」と、勝利を喜んだ。
セルビアが2勝1敗とリードして迎えた第2試合、ヤンコビッチはあっさりと第1セットを先取するが、第2セットのオープニングゲームでブレークを許してしまうと、ゲームカウント0-3と劣勢に立たされる。しかし、ここから5ゲームを連取するなど反撃に転じると、最初のマッチポイントで試合を決めた。
初日のシングルスにも勝利していたヤンコビッチは「私たちにとって、歴史的な瞬間です。決勝に進出できたなんて信じられません。長い道のりでしたし、この試合に勝つことができて、とてもハッピーです。」と、喜びのコメントを残した。
最後に行われたダブルスでは、パブリュチェンコワ/E・ヴェスニナ(ロシア)組がB・ヤノフスキ/A・クルニッチ組に6-4, 6-0で勝利しており、採取成績はセルビアの3勝2敗となった。
セルビアは初の準決勝であったが、ヤンコビッチとイバノビッチという元女王2人を擁しており、有利とみられていた。
一方のロシアは、これまでにセルビアとは3戦して3勝していたものの、世界ランク2位のM・シャラポワ(ロシア)と同10位のV・ズヴォナレーワ(ロシア)を欠いた布陣で今回の対戦に臨んでいた。
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