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男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、賞金総額44万2500ドル、クレー)は9日、シングルス1回戦3試合が行われ、第6シードのC・ベルロク(アルゼンチン)が元世界ランク4位のJ・ブレーク(アメリカ)に6-4, 2-6, 6-1のフルセットで勝利、2回戦に進出した。
ナイトセッションで行われたこの試合、世界ランク37位のベルロクが2度のブレークで第1セット5-1とリードすると、ブレークは1度だけブレークバックに成功したものの、結局、ベルロクがセットを先取する。
第2セットでは32歳のブレークが2度のブレークに成功すると、自身のサービスゲームを全てキープ、あっさりと1セットオールに追いつく。このセットの途中でベルロクはふくらはぎに不調を感じ、第7ゲームの直前にテーピングを施されていた。
左ふくらはぎに張りがあるとしたベルロクは、ファイナルセットが始まる前にコートを離れ、さらに治療を受けていた。
これが功を奏したのか、ファイナルセットのオープニングゲームこそブレークがキープしたものの、そこからはベルロクが一気に6ゲームを連取、2時間4分で初戦突破を決めた。
29歳のベルロクによると、ふくらはぎの痛みは10日ほど前から感じていたようで、この試合では序盤から張りを感じていたとのこと。
この他の試合ではS・クエリー(アメリカ)がE・プロドン(フランス)に6-1, 6-4で勝利。またB・パウ(ドイツ)とD・ジャンケラ(アルゼンチン)と対戦は、バウが6-1, 3-0とリードした場面でジャンケラが臀部の故障を理由に試合を棄権、バウが2回戦に進出している。
今大会の上位4シードは1回戦が免除されており、第1シードは疲労を理由に先週末に行われたデビスカップを欠場したM・フィッシュ(アメリカ)が、第2シードはJ・アイズナー(アメリカ)、第3シードはF・ロペス(スペイン)、そして第4シードはJ・モナコ(アルゼンチン)となっている。
この日はシングルス予選の決勝も行われており、添田豪(日本)はT・ハース(ドイツ)と本戦出場権をかけて対戦が予定されていたが、試合前にハースが棄権したため、予選を突破している。添田は本戦1回戦で、伊藤竜馬(日本)と対戦する。
今大会の優勝賞金は7万9880ドル。
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