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女子テニスツアーのファミリー・サークル・カップ(アメリカ/チャールトン、賞金総額74万ドル、クレー)は6日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第2シードのS・ストザー(オーストラリア)がV・ウィリアムズ(アメリカ)に6-3, 4-6, 6-3のフルセットで勝利、ベスト4に進出した。
この日は前日に中断となっていた3回戦では、G・ウォスコボエワ(カザフスタン)に6-3, 4-6, 6-2のフルセットで勝利したストザーは、この日2試合目となった準々決勝でも勝利を収めた。
元女王のヴィーナスから初勝利を挙げたストザーは、準決勝でその妹であるS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。第5シードのセリーナは、第6シードのS・リシキ(ドイツ)に対し4-1とリードしたところでリシキが棄権、意外な形でのベスト4入りとなっている。
世界ランク5位のストザーはセリーナに対し、昨年のUSオープン決勝で勝利しているほか、クレーコートで唯一の対戦となった2010年の全仏オープン準々決勝でも勝利している。
「もちろん、クレーコートが私の好きなサーフェスではありません。」とストザー。「どこであろうと、セリーナとの対戦はタフになります。」
2010年に今大会でタイトルを獲得しているストザーは、前日の降雨のために順延となった3回戦、そしてこの日のヴィーナスとの試合も2時間を超えるなど、疲労の中でのプレーを強いられていた。
準決勝の序盤、ストザーは素早く5-2とリードを奪うと、最後は時速180km近いサーブでヴィーナスのミスを誘い、セットを先取する。
第2セットに入るとストザーは自らのサービスゲームでキープに苦しみ、対するヴィーナスはストザーのセカンドサーブを狙い撃った。ストザーはゲームカウント3-1とリードするチャンスがあったものの、フォアハンドをミスしてしまう。
第2セットを奪い返したヴィーナスは、会場からのサポートもあり勢いに乗るが、対するストザーもファイナルセットで立ち直ると、最後はストザーが抜け出して勝利、最後はヴィーナスのリターンがアウトとなった。
「ベストを尽くしました。」とヴィーナス。「もっと良いプレーができることは分かっています。エラーは私を助けてくれません。この部分では、まだまだ学ぶことがあります。」
自己免疫疾患を患い、半年におよぶ休養から復帰したばかりのヴィーナスは、この後はマドリッド、ローマ、そしてパリでの全仏オープンと転戦し、この夏に行われるロンドン五輪にアメリカ代表として出場することを目標としている。
もう一方の準決勝では、L・サファロバ(チェコ共和国)とP・エルコグ(スロベニア)が対戦することとなった。第9シードのサファロバは第4シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)に6-3, 6-3で、第14シードのエルコグは第13シードのN・ペトロワ(ロシア)に6-1, 6-2で勝利している。
今大会の優勝賞金は11万5000ドル。
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