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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額)は9日、シングルス2回戦16試合を行い、クルム伊達公子(日本)は第9シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)に3-6, 4-6のストレートで敗退、3回戦進出はならなかった。
1回戦は快勝で突破していた41歳のクルム伊達は、世界ランク9位のズヴォナレーワから第1セットだけで2度のブレークに成功する。しかし、ズヴォナレーワに3度のブレークを許しセットを落とすと、第2セットで唯一のブレークを奪われ1時間14分で敗退となった。
2009年には今大会で優勝しているズヴォナレーワは、3回戦でK・ザコパロバ(チェコ共和国)と対戦する。サコパロバはこの日、第19シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を6-3, 6-7 (7-9), 6-3で下し、3回戦に進出した。
今季すでに3大会で優勝し、開幕から負けなしである第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はこの日、M・バーテル(ドイツ)を6-4, 6-7 (4-7), 7-6 (8-6)と3時間の接戦の末に下している。
「まさにサバイバルでした。」とアザレンカ。「こういった試合でも勝利の後では気分も良いものです。勝ち進めたことは、良い兆候だと思います。ベストでないプレーでも勝てたときは、より嬉しいものです。」
バーテルとの過去2度の対戦は快勝していたアザレンカは、この日も第1セットを先取すると、第2セットでも5-1とリードを奪う。しかし、ここからバーテルが反撃に転じると逆転でセットオールに追いつき、さらに第3セットで4-1とリードする。
世界ランク37位のバーテルにリードを許したアザレンカだったが、ここから6-5と逆にリードを奪うと、タイブレークではバーテルのバックハンドの乱れに乗じて勝利した。
今季の連勝記録を18に伸ばしたアザレンカは「今日の試合は、技術や戦術よりも精神面で勝利したと思います。最後まであきらめない心が勝利を引き寄せました。」と試合について語っている。
この他の試合の結果は以下の通り。
P・クヴィトバ(チェコ共和国) (3) ○-× B・ザーロバ・ストリツォバ, 6-1, 6-3
A・ラドワンスカ(ポーランド) (5) ○-× S・シルステア, 6-2, 6-4
N・リー(中国) (8) ○-× G・ウォスコボエワ(カザフスタン), 3-6, 6-3, 6-3
J・ハンプトン(アメリカ) ○-× J・ヤンコビッチ(セルビア) (12), 6-4, 6-3
V・キング(アメリカ) ○-× A・パブリュチェンコワ(ロシア) (13), 6-4, 6-4
J・ジョルジュ (14) ○-× E・バルタチャ(英国), 6-3, 6-2
A・クルベール (18) ○-× S・スティーブンス(アメリカ), 2-6, 7-5, 6-4
K・ザコパロバ ○-× D・ハンチュコバ (19), 6-3, 6-7 (7-9), 6-3
J・ガイドソバ(オーストラリア) ○-× Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (22), 2-6, 6-2, 6-4
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) (24) ○-× S・ミルザ(インド), 6-2, 7-5
S・クズネツォワ(ロシア) (25) ○-× T・バシンスキー(スイス), 6-3, 2-0, 途中棄権
F・ペネッタ(イタリア) (27) ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-3, 6-4
鄭潔 (31) ○-× M・クライチェック(オランダ), 6-1, 6-3
C・マーケイル(アメリカ) (32) ○-× E・ヴェスニナ(ロシア), 6-3, 7-5
今大会の優勝賞金は100万ドル。
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