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男子テニスツアーのSAPオープン(アメリカ/サンホセ、賞金総額53万1000ドル、インドアハード)は19日、シングルス決勝を行い、第3シードのM・ラオニチ(カナダ)がD・イストミン(ウズベキスタン)に7-6 (7-3), 6-2のストレートで勝利、大会連覇を達成するとともに優勝賞金9万5860ドルを手に入れた。
この日のラオニチは、7本のサービスエースを叩き込むと、自らのサービスゲームで失ったポイントはわずかに4本と、風のないインドアコートで自慢のサーブを威力を存分に見せつけた。
今大会では2年間で2度しかサービスブレークをされていないラオニチは「多くの怪我を乗り越えてきたので、自分だけではなく多くの人にささげたいです。今までよりも良いテニスをプレーしています。」と、昨年6月に負った臀部の怪我からの復活を宣言した。
昨年のウィンブルドンで残念な結果に終わっていたラオニチ。先週行われたデビスカップでも左ひざの怪我のために、最終日のリバース・シングルスを欠場していたが、今大会では1セットも失うことなくタイトル獲得となった。
この日の試合でラオニチは、時速240km近いサーブでエースを決め、会場をどよめかせていた。対するイストミンは、このポイントでチャレンジシステムを使用したが、ボールはしっかりとコートの内側に決まっていた。
「全くボールが見えなかったんだ。だからチャレンジしたんだよ。」と、このポイントについてイストミンは笑いながら語っている。
第1セットはお互いにサービスブレークがないまま進みタイブレークに突入。バックハンドリターンでポイントを奪うなどラオニチが5-1とリードすると、そのままセットを先取する。
第2セットでは第4ゲームでラオニチがブレークに成功すると、あとは強烈なサーブを軸にサービスキープを続け、1時間19分で優勝を決めた。
「昨年は何が起きているのか分かっていなかったと思います。」とラオニチ。「今年はもっと多くの期待をしていました。準備の方法も分かっていたし、どうやって対処するかも分かっていました。去年よりも、良いテニス選手になった感じがします。」
昨年の今大会で自身初となるツアー優勝を果たしていたラオニチは、1995年のG・ルゼッドスキ(英国)以来となるATPツアー優勝を達成したカナダ勢となっていた。今年はすでに開幕戦のチェンナイで優勝しており、今回でキャリア3勝目となる。
また21歳のラオニチは、A・マレー(英国)、A・ロディック(アメリカ)、M・フィリプーシス(オーストラリア)、そしてP・サンプラス(アメリカ)に続き今大会での連覇達成となった。
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