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男子テニスツアーのSAPオープン(アメリカ/サンホセ、賞金総額53万1000ドル、ハード)は13日、シングルス1回戦2試合が行われ、第6シードのK・アンダーソン(南アフリカ)がG・ディミトロフ(ブルガリア)に2-6, 7-6 (7-5), 7-6 (7-3)のフルセットで逆転、辛くも2回戦に進出した。
第1セットではディミトロフに2度のブレークを許したアンダーソンであったが、第2セット以降は1度もブレークを許さずにサービスキープ、最後までブレークに成功することはなかったが、2度のタイブレークの末に初戦突破を勝ち取った。
もう一方の1回戦ではT・カンケ(ドイツ)がI・ファン・デル・メルウェ(アルゼンチン)に6-3, 6-3のストレートで勝利、2回戦に進出している。
この日はエキシビションのダブルスに52歳のJ・マッケンロー(アメリカ)が登場、19歳のJ・ソック(アメリカ)とペアを組み、G・モンフィス(フランス)/S・ジョンソン(アメリカ)組と対戦、6-4, 6-4のストレートで勝利している。
自分の子供といっても差し支えないくらいに若い選手達と同じコートに立ったマッケンローであったが、その柔らかいタッチから繰り出されるボレーは現役時代さながら。グランドスラムではシングルス7勝、ダブルス9勝を達成した往年のプレーを披露した。
現役時代はラインジャッジと度々もめ事を起こし、その光景が日常となっていたマッケンローだったが、この日はホークアイによるリプレイシステムによって審判との口論は少な目に終わっていた。
この試合でマッケンローは3度のチャレンジを行ったが、そのうち成功したのは1度だけ。第2セットではチャレンジの前にボールの落下点を良く見ていたが、判定は覆らなかった。
またモンフィスのチャレンジが成功した時には「これは陰謀だ!」と叫び、しっかりと会場を盛り上げていた。
マッケンローはもし現役時代にリプレイシステムがあれば「もっとメジャーで勝利できただろう。抗議に費やしていた40%のエネルギーで、プレーにもっと集中できたからね。」とコメントしている。
昨年のUSオープンでは、M・ウダン(アメリカ)とのペアでミックスダブルスのタイトルを獲得していたソックは「彼のような伝説の選手と試合をするのは、いつでも楽しみです。彼に全てを任せました。彼のボレーとタッチは信じられません。」と賛辞を惜しまなかった。
今大会の優勝賞金は9万5860ドル。
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