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女子テニスツアーのモーリラ・ホバート国際(オーストラリア/ホバート、賞金総額22万ドル、ハード)は、2012年1月6日から14日にかけて行なわれるが、2011年のチャンピオンであるJ・ガイドソバ(オーストラリア)が2連覇へ向けて来年も出場することを明らかにした。
シーズン最初のグランドスラムである全豪オープンの前哨戦として行われている同大会は、世界各地からトップ選手が出場し、シーズン最初のグランドスラムへ向けての準備を兼ねて熱い戦いが繰り広げられる大会。
スロバキア生まれでオーストラリア国籍を取得した24歳のガイドソバは、14の時に初めてオーストラリアを訪れすぐにこの国に魅かれて行った。その後は練習の拠点をメルボルンに置き、オーストラリアへ来て知り合った男子選手のS・グロス(オーストラリア)と結婚もしていた。
しかし、ガイドソバの好調とは裏腹に二人のすれ違いが多くなり、今年4月離婚に至る結果となってしまった。
そんなガイドソバは、2011年の同大会へは世界ランク40位で臨み、準々決勝では第4シードのR・ビンチ(イタリア)を、準決勝では第5シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)を、決勝戦ではB・マテック(アメリカ)を下し、自身2度目のツアー優勝を飾った。
その後、5月には自己最高位の25位を記録し、オーストラリアの代表としてフェドカップのメンバーにも選ばれて、2月のイタリア戦と4月のウクライナ戦でもプレーをするなど、今ではオーストラリアを代表する選手に成長している。
「またホバートへ戻ってプレーすることに興奮を覚えます。好成績を残した2011年の次のシーズンのスタートとして、1月の初めも良いプレーが出来らと思っています。ホバートの観客はとても応援してくれるし、センターコートでプレーすることをエンジョイしたいです。」とガイドソバは抱負を語っていた。
今季のガイドソバは同大会での優勝の他、2月のクアラルンプールでのベスト4に加え、3大会でベスト8入りも果たした。そしてこれまでトップ20の選手には0勝17敗だったものの、今季はS・ストザー(オーストラリア)(1月、当時6位)とF・スキアボーネ(イタリア)(2月、当時4位)から勝利を飾り、A・ラドワンスカ(ポーランド)(4月、当時11位)からも勝利を上げる活躍も見せた。
大会開催地のホバートは、オーストラリア南部にあるタスマニア島にあるタスマニア州の州都。そのタスマニアの地元のコミュニティの多大なサポートのお陰で、1994年から開催されている同大会は、今ではタスマニア最大のスポーツ・イベントに成長している。
同大会の主催者であるマーク・ハンドレー氏は「ジャーミラは今年、とても素晴らしいシーズンを送りました。来年もまたこの大会でタイトル獲得へ向けて戦ってくれるはずです。ここホバートで彼女のプレーを見ることは、若いテニス選手やテニス愛好家達、そして地域のテニス・コミュニティにとっても、とても刺激を与え楽しませてくれるものなのです。」と彼女の参戦を喜んでいた。
これまでの優勝者は、第一回大会の遠藤愛(日本)を始め、J・アラール=ドキュジ(フランス)、P・シュニーダー(スイス)、C・ルビン、K・クレイステルス(ベルギー)、A・モリック(オーストラリア)、鄭潔(中国)、A・チャクエタゼ(ロシア)、P・クヴィトバ(チェコ共和国)、A・ボンダレンコ(ウクライナ)などがいる。
今大会の優勝賞金は、シングルス3万7000ドル、ダブルス1万1000ドル。
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