女子テニスツアーのクレムリン・カップ（ロシア/モスクワ、賞金総額７２万１０００ドル、ハード）は１７日、シングルス１回戦４試合が行われ、地元勢のＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）が第７シードのＲ・ビンチ（イタリア）を7-6 (7-4), 6-4のストレートで撃破、２回戦に進出する番狂わせが起きた。
世界ランク７８位のドゥシュヴィナは、同２２位のビンチに第１セットでは０－４、第２セットでは２－４とそれぞれリードを奪われていたが、両セットで逆転に成功、１時間２６分で勝利を収めた。
今年のウィンブルドン１回戦ではビンチにストレート負けを喫していたドゥシュヴィナは「タフな試合でしたし、両セットとも追いかける展開でした。だけど、自分の流れを引き寄せることができました。」と、勝利の喜びを語っている。
この他の試合では、Ｎ・ペトロワ（ロシア）がＥ・ロディナ（ロシア）に6-4, 7-6 (7-3)で、Ｋ・カネピ（エストニア）がＳ・エラーニ（イタリア）に6-0, 7-5で、そしてＢ・ヨバノフスキ（セルビア）がＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）に6-3, 6-0で勝利、それぞれ２回戦に進出している。
今大会の上位４シード選手は１回戦が免除されており、今大会で２００８年にタイトルを獲得しているＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）が第１シードとなっている。
東レ・パン・パシフィック・オープン、チャイナ・オープンと２大会連続でタイトルを獲得している第２シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）は、今大会で１試合でも勝利すれば、２５日から行われるツアー最終戦の最後の出場権を獲得する。
第３シードのＭ・バルトリ（フランス）にもツアー最終戦の出場の可能性が残されているが、そのためには今大会でタイトルを獲得し、ラドワンスカが初戦で敗れる必要がある。
今大会の優勝賞金は１１万８５００ドル。
（2011年10月18日11時01分）
清水映里ら 日本勢8名が初戦突破 
