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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第11シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が第9シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)を7-5, 0-6, 6-4で振り切り、先週の東レ・パン・パシフィック・オープンに続いて2週連続優勝を飾った。ラドワンスカは優勝賞金77万5500ドルを獲得した。
決勝戦の第1セットは大接戦となった。1時間24分かかった同セットでは、まずラドワンスカが2度のブレークに成功し、4-1とリードを重ねる。
しかし粘るペトコビッチはそこから逆に2度のブレークに成功し、4-4に追いつく。第9ゲームで再びブレークされてしまったペトコビッチだったが、第10ゲームで再びブレークバックすると、試合を5-5のタイとする。
しかし第11ゲームで再度ブレークされてしまったペトコビッチは、第12ゲームでラドワンスカのサービスをブレークすることができず、第1セットをラドワンスカが7-5で先取する。
第2セットは第1セットとは全く異なる様相を呈し、ペトコビッチが得意のフォアハンドからの猛攻をみせ、このセットを6-0と奪い返す。このセットにかかった時間はわずか25分だった。
しかし粘りを身上とするラドワンスカは、ファイナルセットに入ると再び息を吹き返す。第1ゲームでいきなりペトコビッチのサービスをブレークして波に乗ると、4-4から再びブレークに成功、5-4からしっかり自分のサービスをキープし、接戦に終止符を打った。
ラドワンスカは2009年の今大会で決勝に進んでいたが、S・クズネツォワ(ロシア)に敗れて準優勝に終わっており、今回は対戦相手は違うもののリベンジを果たした格好となった。
試合は非常に僅差であり、獲得ポイントはペトコビッチが101と、ラドワンスカの100を抜いていた。しかし両者の過去4度の対戦ではいずれもラドワンスカが勝っており、今回もペトコビッチはその壁を破れなかった。
ラドワンスカはこれまでプレミア・レベルの大会で3度優勝を飾っているが、トップ選手の出場が義務付けられるプレミア・マンデトリーでの優勝は初めてのこと。今回の優勝でラドワンスカは、年末の8選手のみが出場できるツアー最終戦の最終枠を獲得できる可能性が高まってきている。
一方、敗れたペトコビッチにとっても今回が大きな大会での初の決勝進出となっていた。ペトコビッチは過去4度、WTAツアーで決勝に進んでいるが、いずれもインターナショナル・レベルでの大会だった。
ペトコビッチは試合後、「私たちの試合はいつも長いラリーが続き、いい試合になります。今日もそうなると予想していました。数日もすればこのくやしさが少しは消えているでしょう。いずれにしても、決勝戦は素晴らしい戦いだったと思います。観客の皆さんも喜んでいることでしょう。」と振り返っていた。
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