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男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は6日、シングルス2回戦残り4試合を行い、第1シードのJW・ツォンガ(フランス)が主催者推薦のZ・チャンを6-3, 6-4のストレートで下し順当に準々決勝進出を決め、ベスト8が出揃った。
世界ランク7位のツォンガは、地元から主催者推薦で出場している同389位のチャンに第1セットでこの試合唯一のブレークを許したものの、第1セットでは2度、第2セットでも1度ブレークを奪うと76分のストレートで勝利を収め順当に準々決勝進出を果たした。
「今日は簡単な試合ではありませんでした。それでもこうして勝ち上がれたことは嬉しく思います。トップ100入りに成功すると、対戦する選手達のサーブとリターンの違いを痛感すると思います。」とツォンガは、自身の経験から下位選手と世界のトップ選手との差を語っていた。
ツォンガは準々決勝でJ・C・フェレーロ(スペイン)と対戦する。この日フェレーロはM・グラノジェルス(スペイン)との同胞対決を6-4, 6-4のストレートで制しての勝ち上がり。
フェレーロはこの試合で3度握られたブレークポイント全てを退け、逆に各セットで1度ずつグラノジェルスからブレークを奪うと1時間38分でグラノジェルスを倒し、対戦成績を5勝0敗へと伸ばした。
「マルセル(グラノジェル)はとても親しくしている友人でもあるので、こうして倒すことはそれほと嬉しいことではありません。彼のプレースタイルは自分に合っているんだと思います。アジアの大会に来ると常に良い思い出があります。多くのファンが応援してくれるので、祖国からはとても遠いけれど、祖国にいるような気分なのです。」とフェレーロはこの大会への思いを表していた。
その他の試合では、M・チリッチ(クロアチア)がF・フォニュイーニ(イタリア)を6-2, 6-7 (1-7), 6-3のフルセットで、K・アンダーソン(南アフリカ)がA・モンタネス(スペイン)を7-6 (7-3), 7-6 (7-4)のストレートで下してベスト8に名を連ねた。
第1セットをあっさり奪ったチリッチだったが、第2セットはフォニュイーニの反撃に合いそのセットをタイブレークで失うと勝敗の行方は第3セットへ。第3セットだけで4本のサービスエースを叩き出すなどプレーの質を再び高めたチリッチは、1度ブレークをフォニュイーニに許すも3度のブレークを奪い返し1時間53分でフォニュイーニを退けた。
アンダーソンとモンタネスは、第1セットではお互い1度もブレークを許さずタイブレークへ。第2セットでは両者2度ずつのブレークに成功し、このセットもタイブレークへともつれた。そのタイブレークでは、現在自己最高位の31位にいる好調のアンダーソンが同55位のモンタネスを圧倒し、2時間9分の接戦を制した。
チリッチとアンダーソンがベスト4進出を懸けて準々決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は50万5000ドル。
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