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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は4日、シングルス2回戦残り3試合と3回戦2試合が行われ、元世界ランク1位のA・イバノビッチ(セルビア)が第3シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を6-2, 6-1で一蹴してベスト8入りに成功した。
イバノビッチは第1セットで2度のブレークをズヴォナレーワに許したが、逆にズヴォナレーワのサーブを第1セットでは4度、第2セットでも2度ブレークに成功するなど終始ズヴォナレーワを圧倒。わずか68分で一蹴すると、2008年の全仏オープン以来となるトップ5選手から勝利を飾り準々決勝進出を決めた。
「とても攻撃的なプレーを続けました。リターンが良かったので終始プレッシャーをかけることが出来ました。とてもステップアップすることが出来、低い姿勢を保つようにしていたのです。きっとそれが今までと違ったのだと思います。」とイバノビッチは、自身のプレーに満足していた。
これでズヴォナレーワとの対戦成績を5勝5敗としたイバノビッチは「彼女はとても素晴らしい選手なので、今日の結果には喜んでいます。数ヶ月前にとても接戦をして負けていたので今日はレベルを上げるように心掛けました。今日はチャンスがあると、それをしっかり取れるようにしたのです。」と、集中して試合に臨んでいた。
この日行われた残りの3回戦では、第9シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)が第8シードのM・バルトリ(フランス)を4-6, 6-4, 7-5の逆転で下してベスト8入りを決めた。
第1セットを失ったペトコビッチは、第2セットでも2度のブレークを許して1-3とバルトリにリードされる苦しい展開だった。しかしそこからブレークバックに成功し、終盤で3度目のブレークをバルトリから奪うと勝敗の行方は第3セットへ。
第3セットもブレークを許すとブレークバックするなど2度のブレークを奪い合い両者譲らない展開ながら、最後は3度目のブレークに成功したペトコビッチが2時間46分の接戦を制してUSオープンに続く準々決勝進出を果たした。
イバノビッチは今季3度目の準決勝進出を懸けて、第11シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)とS・アービッドソン(スウェーデン)の勝者と、ペトコビッチは8月のシンシナティ大会に次ぐベスト4入りを懸けて第2シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と第13シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)の勝者と準々決勝で対戦する。
この日行われた2回戦でラドワンスカは主催者推薦の鄭潔(中国)を6-1, 6-4で、アザレンカはP・エルコグ(スロベニア)を7-6 (10-8), 6-3といずれもストレートで下して3回戦進出を決めていた。
アザレンカはこの日の試合で、観客がプレー中に騒いだり音を出したりすることに対し、イライラを募らせていた。「もう少し選手を尊重してくれる観客でいて欲しいです。携帯電話の電源も切って観戦してもらいたい。選手達が仕事である試合を真剣にしているのをもっと尊重して観に来て欲しいですね。」と試合後のインタビューで要望していた。
残りの2回戦ではM・ニクルスク(ルーマニア)がC・シーパース(南アフリカ)との予選勝者対決を6-2, 6-1の快勝で制して3回戦へ進んだ。3回戦では再び予選を勝ち上がったV・ラッツァーノ(フランス)と対戦する。
今大会の優勝賞金は77万5500ドル。
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