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女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープン(東京/有明、賞金総額205万ドル、ハード)は大会5日目の29日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)がM・キリレンコ(ロシア)に6-3, 6-3のストレートで勝利、ベスト4一番乗りを決めた。
今季9度目となるベスト4入りを果たしたズヴォナレーワは、準決勝で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)と第5シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)の準々決勝の勝者と対戦する。
昨年の準々決勝ではE・デメンティエワ(ロシア)に敗れていたズヴォナレーワはこの日、第1セット第7ゲームでブレークに成功して4-3とリードを奪うと、第9ゲームではラブゲームでブレークに成功、そのまま第1セットを先取する。
第2セットのオープニングゲームでは、2度のダブルフォルトで招いたピンチをサービスエースで切り抜けたズヴォナレーワは、第2ゲームでブレーク、続く第3ゲームをキープして3-0とリードを奪う。
その後は両者ともにサービスキープの展開が続き、迎えた第9ゲーム、2本のウィナーなどで40-0とズヴォナレーワのマッチポイントとなると、最後はこの日5本目となるサービスエースでゲームセット、1時間14分でベスト4進出を決めた。
試合後の会見でズヴォナレーワは「この大会のような大きな大会で準決勝に進出することは、いつでも良い気分です。東京で、しかもこんなに良い選手たちが出場している大会で準決勝に進むことは素晴らしいことだと思いますし、去年より良い成績を残せたことを嬉しく思っています。」と、勝利の喜びを語っている。
また、この日の勝利でキリレンコとの戦績を6勝0敗としたことについて「彼女は素晴らしい選手ですし、ここまでもトップ選手を破って準々決勝まで勝ち進んでいました。テニスでは時にタフな対戦相手というものが存在しています。マリアとの試合は全て勝利していますが、自分のプレーをしただけです。」とコメントしている。
明日に予定されている準決勝については「ドローを見ないので、誰が勝ち残っているか分かりませんが、コーチによるとマリアかぺトラのどちらのようです。彼女たちはどちらも強い選手です。2人ともと対戦したことがありますから、前の対戦で良かったこと悪かったことをコーチと相談したいと思います。」と、意気込みを語っている。
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