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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会3日目の31日、女子シングルス2回戦が行われ、第2シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)がK・ボンダレンコ(ウクライナ)に7-5, 3-6, 6-3のフルセットで勝利、3回戦に進出した。
世界ランク69位のボンダレンコに2時間7分で勝利したズヴォナレーワは「自分のテニスのクオリティには納得していませんが、試合に対する対処については満足しています。」と、3回戦に進出したことを喜んだ。
昨年の今大会で準優勝を飾っていたズヴォナレーワは、この日だけで32本のウィナーを決めた一方で、46本もの凡ミスを犯していた。
この日は地元アメリカ勢で明暗が分かれる結果となっている。
16歳ながらも主催者推薦で出場しているM・キーズ(アメリカ)は、第27シードのL・サファロバ(チェコ共和国)から第1セットを奪ったものの、試合はサファロバが3-6, 7-5, 6-4の逆転で勝利している。
24歳のサファロバに「彼女はあの年齢としては、とても良い選手です。」と言わしめたキーズは、世界ランク455位と今大会の本戦出場者の中で最も低いランキングながら、1回戦ではベテランのJ・クレイバス(アメリカ)からストレート勝ちを収めていた。
この日のセンターコート第3試合に登場する予定だったV・ウィリアムズ(アメリカ)は、試合直前に棄権、コートに立たずして敗退している。
1回戦ではV・ドロンツ(ロシア)に快勝していたヴィーナスであったが、前哨戦をウィルス性疾患により欠場していた。「ここでの初戦は楽しむ事が出来ましたし、もっと続けたかったですが、無理なようです。ようやく原因が判明したので、これからは回復に努めたいと思います。」と、ヴィーナスは声明を発表している。
この日、ヴィーナスと対戦する予定であった第22シードのS・リシキ(ドイツ)は「彼女はタフな人ですし、きっと復帰してくると思います。彼女たちウィリアムズ姉妹はどちらも素晴らしい選手ですし、彼女たちが大会に出場することは素敵なことです。」と、ヴィーナスの回復を祈った。
その一方、C・マーケイル(アメリカ)が第8シードのM・バルトリ(フランス)に7-6 (7-2), 6-2で、I・ファルコーニ(アメリカ)が第14シードのD・チブルコワ(スロバキア)に2-6, 6-3, 7-5で勝利、それぞれキャリア初となるグランドスラム3回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
M・シャラポワ(ロシア) (3) ○-× A・ヤキモバ(ベラルーシ), 6-1, 6-1
S・ストザー(オーストラリア) (9) ○-× C・バンデウェイ(アメリカ), 6-3, 6-4
A・クルベール ○-× A・ラドワンスカ(ポーランド) (12), 6-3, 4-6, 6-3
S・ポン(中国) (13) ○-× T・ピロンコバ(ブルガリア), 6-2, 6-4
J・ジョルジュ(ドイツ) (19) ○-× L・ポウス・ティオ(スペイン), 6-3, 6-1
A・クドリャフツェワ(ロシア) ○-× Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (20), 6-1, 3-0, 途中棄権
N・ペトロワ(ロシア) (24) ○-× P・エルコグ(スロベニア), 6-2, 6-4
M・キリレンコ(ロシア) (25) ○-× V・ドゥシェヴィナ(ロシア), 6-1, 6-2
F・ペネッタ(イタリア) (26) ○-× R・オプランディ(イタリア), 6-0, 6-3
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) (30) ○-× L・ロブソン(英国), 6-2, 6-3
M・ニクルスク(ルーマニア) ○-× A・ドゥルゲル(ルーマニア), 6-3, 6-0
今大会の優勝賞金は180万ドル。
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