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男女共催で行われているW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、賞金総額448万ドル、ハード)は14日、男女シングルス予選の決勝が行われ、錦織圭(日本)がM・ククシュキン(カザフスタン)に6-3, 6-4のストレートで勝利、本戦の出場権を獲得した。
今年5月のマドリッド以来となるマスターズ大会の本戦出場を決めた錦織は、1回戦でD・ナルバンディアン(アルゼンチン)と対戦する事となった。もし錦織が初戦を勝利すると、2回戦では第4シードのA・マレー(英国)と対戦する。
一方の女子シングルスでは、クルム伊達公子(日本)がK・バロワを7-6 (7-5), 6-4で下し、本戦出場を決めている。
今大会の女子シングルス本戦には森田あゆみ(日本)がダイレクトインでの出場を果たしており、これで日本勢からは2名が本戦入りとなった。
この日は男子シングルス1回戦2試合も行われており、J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がA・セッピ(イタリア)に第1セット4-1とリードしたところでセッピが棄権、デル=ポトロが2回戦に進出した。
わずか26分での初戦突破となったデル=ポトロは、2回戦で第3シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する。両者がアメリカのハードコートで対戦するのは、2009年のUSオープン決勝以来のこととなる。
世界ランク19位のデル=ポトロは「もし、それが良い日だったら、サプライズを起こせると思います。それほど多くの選手がフェデラーに勝てるわけではありません。彼には2度も勝利しているので、どういうプレーが必要かは分かっています。だけど、それでもロジャーです。彼は優勝候補です。」と、フェデラーについてコメントしている。
今大会に出場するのは2007年以来となるデル=ポトロは、試合開始から4ゲームを連取する。
「フォアハンドに自信があります。ウィナーも良く決められましたし、サーブも良かったです。5ゲームしかプレーできませんでしたが、良い感触でボールを打てていました。」
その後、セッピは長いメディカル・タイムアウトをとり右足の治療を受けると、続く第5ゲームをようやくキープ。しかし、試合の続行が不可能と判断し、主審に棄権を申し入れた。
22歳のデル=ポトロは、2010年に受けた手首の手術のためにシーズンの大半を棒に振っており、ディフェンディング・チャンピオンとして出場するはずだったUSオープンも欠場していた。
今季は年初からツアーにフル参戦しており、今大会まで37勝11敗の好成績を残しているデル=ポトロは、いまだに手首に悩まされていることを明らかにしている。
「湿度が高い日は、少し痛みを感じます。しかし、プレーを続け、勝てる感触はあります。ロジャーとの試合は、いつも特別なものです。ほとんど完璧なプレーが求められるでしょう。」
残る試合では、主催者推薦で出場のJ・ブレーク(アメリカ)がM・バグダティス(キプロス)に3-6, 6-3, 6-2の逆転で勝利、2回戦に進出している。
今大会の優勝賞金は、男子シングルスが49万6000ドル、女子シングルスが36万ドル。
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