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女子テニスツアーのバクー・カップ(アゼルバイジャン/バクー、賞金総額22万ドル、ハード)は水曜日にシングルス2回戦4試合が行われ、第7シードのK・ペルバク(ロシア)がV・ドロンツ(ロシア)を6-3, 6-3のストレートで下し、この日登場したシード勢で唯一の勝利でベスト8進出を決め、A・レザイ(フランス)と準々決勝で対戦する。
2月に102位だった20歳のペルバクは、先週オーストリアはバートガシュタイン大会では自身2度目となるツアー4強入りを果たし、現在は自己最高位の55位を記録していた。この日の試合も勢いそのままに、同じく自己最高位の91位にいるドロンツに4度のブレークを奪われるも7度のブレークを奪い返し1時間33分で勝利。今季4度目となるベスト8入りに成功した。
今年のウィンブルドンで自身初となるグランドスラムでの4回戦進出を果たしたペルバクは、2週連続となるベスト4入りを懸けて準々決勝でレザイと対戦する。この日の2回戦でレザイは第3シードのE・ヴェスニナ(ロシア)と対戦したが、6-3, 1-0とリードしたところでヴェスニナがウイルス性疾患から体調不良を訴え途中棄権を申し入れたため、今季初のベスト8入りとなった。
24歳のレザイは昨年の10月に自己最高位の15位を記録するも、今季は父親との確執などプライベートで問題を抱え、今シーズンはこれまで14大会に出場するも9大会で初戦敗退するなど現在は112位までランキングを下げていた。この日は第1セットの第8ゲームで見事なリターンでブレークに成功し5-3とリードすると、続く自身のサービスゲームでは3本のサービスエースを記録しセットを先取していた。
その他の試合では、G・ウォスコボエワ(カザフスタン)が第5シードのM・ニクルスク(ルーマニア)から7-6 (7-2), 6-2のストレート勝利を奪った。今大会の1回戦でウォスコボエワはS・シャパタワから自身初のダブルベーグル勝利を飾るなど好調を維持し、この日も格上のニクルスクから接戦を強いられた第1セットをタイブレークの末に先取すると第2セットは一気に流れを引き寄せ、1時間44分で金星を飾った。
残りの試合では、M・コリツェワ(ウクライナ)がA・ヤキモバ(ベラルーシ)を6-2, 7-5で下し準々決勝へ駒を進めた。1回戦で第6シードのE・バルタチャ(英国)を破る金星を飾ったコリツェワは、あっさり第1セットを先取すると、第2セットも5-2とリードを広げた。そのまま勝利するかと思われた試合だったが、そこからヤキモバが3ゲームを連取する反撃を見せ5-5に追い付いた。しかし集中力を取り戻したコリツェワはそこから2ゲームを奪い、1時間46分で今季初となる8強入りを果たした。
ウォスコボエワは第2シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)と予選勝者のE・ボヴィナ(ロシア)の勝者と、コリツェワは第4シードのE・マカロバ(ロシア)とK・ボンダレンコ(ウクライナ)の勝者と、それぞれ準々決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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