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男子テニスツアーのドイツ・テニス選手権(ドイツ/ハンブルグ、賞金総額111万5,000ユーロ、クレー)は18日に初日を迎え、地元からの主催者推薦で出場のT・カンケ(ドイツ)がP・リバ(スペイン)を6-1, 6-1で一蹴するなど、地元勢が勝利を飾り詰めかけた観客を沸かせた。
2010年のATPツアー新人賞を受賞した25歳のカンケは、2週間前に行われたアメリカのニューポート大会では今季初のツアー4強入りを果たしていたが、その後ヨーロッパへ戻り先週のシュトゥットガルト大会では初戦敗退を喫していた。しかしこの日は、時差やコートにも慣れたのかリバに1度もブレークを許さず、逆に5度のブレークを奪うなど74分で一蹴して2回戦へ駒を進めた。
同じく主催者推薦で出場のJ・ライスター(ドイツ)もD・イストミン(ウズベキスタン)を6-3, 6-4で、予選を勝ち上がったB・クニッテルもI・ドディグ(クロアチア)を6-4, 6-3と、いずれもストレートで退けるなど、地元勢が揃って勝利を飾った。
世界ランク155位のライスターは同70位のイストミンから、第1セットでは1度ブレークを奪われるも2度のブレークを奪い先取すると、第2セットでは1度もブレークポイントを握らせず、イストミンから1度ブレークを奪うと74分のストレートで勝利を飾った。イストミンは今月初めに日本で行われたデビスカップにウズベキスタンのエースとして出場したが、最終日のシングルスで錦織圭(日本)に敗れて、ウズベキスタンの敗退を決めてしまって以来の試合だった。
予選勝者のクニッテルは現在世界ランク187位ながら、同41位のドディッグから各セットで2度のブレークを奪うなど、1時間27分のストレートで下し、27歳にして自身初となるATPツアー本戦での勝利を飾った。
3回戦進出を懸けてライスターは第14シードのG・ガルシア=ロペス(スペイン)と、クニッテルは第12シードのM・チリッチ(クロアチア)と2回戦で顔を合わせる。
その他の試合結果は以下の通り。
A・ラモス(スペイン) ○-× A・マンナリノ(フランス), 6-2, 6-4
V・クリヴォイ(ルーマニア) ○-× G・オラソ, 6-4, 6-3
L・ロソル(チェコ共和国) ○-× P・スタラーチェ(イタリア), 7-6 (7-5), 6-1
S・スタコフスキ(ウクライナ) ○-× M・ゴンサレス(アルゼンチン), 6-2, 6-3
J・ニエミネン(フィンランド) ○-× S・ヒラルド(コロンビア), 6-4, 6-3
C・ベルロク(アルゼンチン) ○-× R・ハース(オランダ), 6-2, 6-2
今大会はシード勢16選手全員が1回戦を免除されており2回戦からの登場となっている。第1シードはG・モンフィス(フランス)、第2シードにJ・メルツァー(オーストリア)、第3シードはN・アルマグロ(スペイン)、第4シードにM・ヨージニ(ロシア)と続いている。
今大会の優勝賞金は23万ユーロ。
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