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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(英国/ロンドン、賞金総額1460万ポンド、芝)は大会初日の20日、女子シングルス1回戦が行われ、クルム伊達公子(日本)は主催者推薦で出場のK・オブライエン(英国)に6-0, 7-5で勝利、1996年以来となる今大会勝利で2回戦に進出した。
第1セットをベーグルで先制したクルム伊達は、第2セットでも攻撃の手を緩めず、積極的なネットプレーを展開すると、第11ゲームで決定的なブレークに成功、最後はしっかりとサービスキープして勝利となった。
40歳のクルム伊達が今大会で勝利するのは、ベスト4に進出した1996年以来15年ぶりとなる。またグランドスラムでの勝利は2009年の全仏オープン1回戦で、当時世界ランク9位のD・サフィーナ(ロシア)を下して以来のこと。
また40歳8ヶ月での今大会での勝利は、2004年に47歳8ヶ月で勝利したM・ナブラチロワ(アメリカ)に次いでオープン化以降で2番目となる最年長での勝利となる。
64分で初戦突破を決めたクルム伊達は、2回戦で第23シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。31歳のヴィーナスは、A・アマンムラドワ(ウズベキスタン)を6-3, 6-1で下す快勝で2回戦に進出している。
クルム伊達と初対戦となるヴィーナスは「彼女の復帰は信じられないことです。彼女の結果は見ていましたし、いつも彼女を応援していました。だけど今回、私が彼女の相手ですから、今回は自分を応援します。ここは彼女に相性の良いサーフェスですし、彼女のプレースタイルにも合っています。だから、彼女に対し手加減をする事はありえません。彼女は復帰してから、多くのトップ選手を破っていますから。」と、最大限の警戒をしていた。
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