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女子テニスツアーであるSARラ・プリンセス・ラーラ・メリヤム・グランプリ（モロッコ/フェス、賞金総額２２万ドル、クレー）は日曜日にシングルス決勝を行い、ベテランのＡ・ブリアンティ（イタリア）が第７シードのＳ・ハレプ（ルーマニア）を6-4, 6-3のストレートで下し、見事、ＷＴＡツアー初優勝を飾った。ブリアンティは優勝賞金３万７０００ドルを獲得した。

３１歳のブリアンティはリターンが好調で、ハレプのサービスゲームを５度ブレークすると、試合を終始リードした。

決勝戦は第１セットでブリアンティが５－２とリードした場面、振り出した雨により一時中断となった。

しかし集中力が途切れなかったブリアンティは同セットを６－４で奪うと、第２セットも６－３で取り、そのまま決勝に終止符を打った。

試合後、ブリアンティは「タフな試合でした。彼女は才能がある選手ですので。」と敗者を称えた。

ブリアンティは２年前の２００９年の広州国際女子オープンでも決勝に進んでいたが、Ｓ・ペア（イスラエル）に敗れて準優勝に終わっていた。

またブリアンティは「雨による中断がありましたが、集中力を保ち、勝利を収めることができました。決勝戦を含めたこの１週間、とてもいいプレーができました。ツアー初優勝を飾ることができてとてもうれしく思っています。」と喜びを表した。

一方、敗れたハレプは昨年の今大会では予選から決勝まで勝ち上がっていたが、Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国）に敗れて準優勝に終わっていた。１９歳のハレプは、まだツアー優勝がない。