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女子テニスツアーであるSARラ・プリンセス・ラーラ・メリヤム・グランプリ(モロッコ/フェス、賞金総額22万ドル、クレー)は20日、シングルス2回戦残り4試合が行われ、元世界ランク1位のD・サフィーナ(ロシア)が第8シードのA・コルネ(フランス)を6-1, 6-3と危なげなく下して、準々決勝へ駒を進めた。
今大会前に出場していたマルベーリャ大会でも準々決勝進出を果たしていたサフィーナだったが、その時は2009年から苦しめられた腰の痛みが再発したため、途中棄権を強いられていた。しかしこの日の試合では、その怪我を全く感じさせないプレーを見せ、ストレートで勝利を飾り2大会連続となる8強入りに成功した。現在のランキングではサフィーナが74位で、コルネが67位ながら、これで両者の対戦成績はサフィーナの3戦全勝となった。
サフィーナはA・ピヴォヴァロヴァ(ロシア)と準々決勝を行う。ピヴィヴァロヴァは第2シードのY・シュウェドワ(カザフスタン)を6-2, 7-6 (7-5)で下す金星を飾っての勝ち上がり。20歳のピヴォヴァロヴァは、これまで何度も怪我に泣かされていたが、この日は第2セットのタイブレークでも1-4からの逆転で勝利を飾っている。現在世界ランク116位の彼女は、2010年7月に記録した自己最高位の115位を塗り替える好調さを見せていた。
「とてもタフな試合だったけど、こうして勝ち上がることができて本当に嬉しい。お母さんやコーチが一緒にいなくて大会へ出場するのはとても珍しいこと。それでも今までのサポートには感謝している。」と語るピヴォヴァロヴァは、喜びに周囲への感謝の気持ちを添えていた。
その他の試合では、A・ブリアンティ(イタリア)がK・ペルバク(ロシア)を7-5, 6-2のストレートで倒し、準々決勝進出を決めた。今月5日に31歳になったベテランのブリアンティは、第1セットを接戦の末で奪うと、第2セットは主導権を握り1時間51分のストレートで勝利を飾り、今季初のベスト8入りを果たした。
ブリアンティは準決勝進出を懸けてM・ウダン(アメリカ)と準々決勝で対戦する。ウダンはこの日、P・エルコグ(スロベニア)との2回戦を行う予定だったが、エルコグが右足首を負傷したため、試合開始前に棄権れ、コートに立つことなくベスト8進出を決めていた。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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