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今年の全豪オープンで惜しくも準優勝に終ったA・マレー(英国)は、その後1セットも取れずに3連敗を喫しているが、その敗戦がクレーシーズンを戦う上での助けになると考えている。
大会で早期敗退を喫したことにより、マレーは例年よりも多くの時間をクレーコートに割くことが可能となった。
「当初の予定では、インディアンウェルズとマイアミの2回戦で負けるつもりではありませんでした。」とマレー。「マイアミでは良いプレーをしなかったから、ここに来るまでに2週間も余計にクレーコートで練習できました。」
世界ランク4位のマレーは、これまでにクレーコートの大会でタイトルを獲得したことはない。さらに全仏オープンでは2009年のベスト8が最高成績となっている。
このほかのトップ選手の成績を見ると、世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は5度の優勝を経験しており、同2位のN・ジョコビッチ(セルビア)は2度のベスト4を経験している。また、R・フェデラー(スイス)は2009年にタイトルを獲得し、生涯グランドスラムを達成している。
「クレーはラファやロジャー、ノヴァークのような成績を残せていないサーフェスです。明らかに彼らの後塵を拝しています。」とマレー。「良い結果を残したいと思います。シーズンの一部というわけではなく、結果を恐れてもいません。」
モンテカルロ・マスターズで第3シードとなったマレーは、今季のクレー初戦の相手としてR・シュティエパネック(チェコ共和国)を迎え撃つ。
今年のマレーはモナコに入る前からクレーコートで練習を重ね、例年のようなスロースタートを避ける工夫をしている。
「この数年間、クレーコートに備えるためのプランがありませんでした。クレーコートでの経験がそれほどあるわけではありませんし、動きに慣れるために10日間のトレーニングがしたかったのです。」
「クレーシーズンの終盤になると、いつも調子が良くなっていました。動きも良いし、とても良いプレーが出来ている感覚です。クレーでの最初の2大会では、良いプレーをする事よりも、自信を付ける事が目的でした。」
「クレーコートでは我慢が必要です。ただボールを打つだけではなく、たくさん走る必要もあります。他のサーフェスとはショットの選択肢も違ってきます。ボールのスピードだけでなく、高さも意識しなくてはなりません。」
臨時のコーチであったA・コレッジャ(スペイン)とすでに契約解除しているマレーは、新しいコーチを探すことよりも、良いプレーをする事に集中しているようだ。
「今はプレーする事だけに集中しています。電話をしたり、考えすぎないようにしています。バルセロナの後、1週間のオフを予定しているので、そのときに少しだけ考える時間があるでしょう。」
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