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女子テニスツアーのアンダルシア・テニス・エクスペリエンス(スペイン/マルベーニャ、賞金総額22万ドル、クレー)は7日、シングルス2回戦残り4試合を行い、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)、第4シードのA・ドゥルゲル(ルーマニア)など、ベスト8が出揃った。
世界ランク6位で第1シードのアザレンカは、同82位のL・ポウス・ティオ(スペイン)を6-3, 6-2と1時間22分のストレートで下し順当にベスト8進出を決めた。
第1セットでは3度のダブルフォルトを犯すなど2度のブレークを許したアザレンカだったが、3度のブレークを奪い返しそのセットを先取。第2セットに入ると安定したサービスゲームを展開したアザレンカが2度のブレークをポウス・ティオから奪いストレートで勝利を飾った。
「ちょっと不安定なプレーをしてしまって、簡単なミスを犯してしまったけど、全体的には良かったと思う。徐々にリズムが掴めてきたし、大会にも慣れてきているのを感じたわ。」とアザレンカは満足気に語っていた。
一方、同27位で第4シードのドゥルゲルは同62位のA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を5-7, 6-4, 6-4と2時間57分の接戦の末に退けた。第1セットは4-1とリードしたドゥルゲルだったが、そこからメディーナ=ガリゲスの反撃を許してしまう。第2セット以降は先にブレークを奪いリードする展開でブレーク合戦を制したドゥルゲルが準々決勝へ駒を進めた。
「今日は良い感触でプレーが出来たけど、所々でかなり疲れるポイントがあった。」と語るドゥルゲル。「スピンを多くかけたりコートの中へ入って来たりとトリッキーなゲームをする彼女に対してポイントを重ねるのは難しかった。時にはとても走らされたわ。」と試合を振り返った。
1回戦に続き約3時間の接戦を制したドゥルゲルは「早い段階でボールを打ってオープンスペースを作るようにしたの。1ポイントに集中して第1セットを失ったことは考えないようにしたら、最後は良い形で終わることが出来た。」と戦略を語った。
アザレンカは主催者推薦で出場のD・サフィーナ(ロシア)と、ドゥルゲルは第8シードのS・エラーニ(イタリア)とベスト4入りを懸けて準々決勝で対戦する。
その他の試合では、いずれも予選を勝ち上がった選手がベスト8入りを決めた。L・アルアバレナ・ベチーノがS・ザラボバ(チェコ共和国)を7-5, 3-6, 6-3で、I・C・ベグが主催者推薦のE・カベサ=カンデラを 7-5, 6-0で倒した。世界ランク253位のアルアバレナ・ベチーノと同138位のベグは、これが自身初のWTAツアーでの準々決勝進出となった。
アルアバレナ・ベチーノが第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)と、ベグが第6シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)とそれぞれベスト4進出を懸けて準々決勝を行う。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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