男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・エリクソン・オープン（アメリカ/マイアミ、賞金総額３６４万５０００ドル、ハード）は２３日、シングルス１回戦１６試合が行われ、Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）がＭ・メロ（ブラジル）に6-4, 6-4のストレートで勝利、２回戦に進出した。
２００９年のＵＳオープンで優勝したデル=ポトロであったが、翌２０１０年は手首の故障のために３大会にしか出場できず、今シーズンは世界ランク２５９位としてスタートしていた。
今年１月は思うような成績が残せなかったデル=ポトロであったが、２月に入ると好成績を残し、デルレイビーチで２シーズンぶりとなるタイトルを獲得すると、サンホセ、メンフィス、そしてインディアンウェルズの各大会でベスト４に進出、世界ランクも５１位まで上昇させている。
今季の通算成績を１８勝５敗としたデル=ポトロは「まだまだ試合をするごとに向上しているよ。僕の未来、復活、そして試合勘を取り戻すのに良い兆候だね。」と、復活への手応えを語っている。
２月から好調を維持しているデル=ポトロは、２回戦で第２９シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）と対戦する。
試合に勝ち続けるがために、ハードなスケジュールで試合をこなしているデル=ポトロは「疲れは感じていますが、サンホセから今日までの成功はとても喜ばしいし、今大会を勝ち抜くための体力はあります。マイアミでのプレーは好きです。南米から多くの人が観戦に来てくれますから、本当に気分が良いです。」と、まだ体力があることをアピールしている。
この日のナイトセッションでは、地元ファンの応援を受けるＪ・ブレーク（アメリカ）がＭ・ラッセル（アメリカ）に3-6, 7-6 (9-7), 7-6 (7-3)の逆転で勝利、ファンの期待に応えた。
このほかの試合の結果は以下の通り。
Ｘ・マリス（ベルギー） ○-× Ｒ・スウィーティング（アメリカ）, 7-6 (7-3), 6-4
Ａ・ボゴモロフJR（アメリカ） ○-× Ｖ・ハネスク（ルーマニア）, 6-3, 4-6, 7-5
Ｐ・ロレンジ（イタリア） ○-× Ｉ・リュビチッチ（クロアチア）, 7-6 (9-7), 6-1
Ｍ・イルハン（トルコ） ○-× Ｔ・カンケ（ドイツ）, 6-2, 6-1
Ｄ・イストミン（ウズベキスタン） ○-× Ｄ・ヤング（アメリカ）, 6-4, 6-3
Ｉ・クニツィン（ロシア） ○-× Ｒ・ケンドリック（アメリカ）, 5-4, 途中棄権
Ｐ・アンジャー（スペイン） ○-× Ｂ・トミック（オーストラリア）, 6-4, 3-6, 7-5
Ｉ・ドディグ（クロアチア） ○-× Ａ・ゴルベフ（カザフスタン）, 6-7 (7-9), 6-4, 6-0
Ｍ・ククシュキン（カザフスタン） ○-× Ｊ・ニエミネン（フィンランド）, 3-6, 6-3, 6-2
Ｊ・ベネトー（フランス） ○-× Ｄ・ヒメノ=トラバー（スペイン）, 6-4, 6-3
Ｋ・アンダーソン（南アフリカ） ○-× Ｎ・ダビデンコ（ロシア）, 6-4, 6-3
Ｍ・グラノジェルス（スペイン） ○-× Ｂ・ベッカー（ドイツ）, 6-4, 6-7 (4-7), 6-4
Ｓ・デウバーマン（インド） ○-× Ｐ・スタラーチェ（イタリア）, 6-2, 6-4
Ｉ・アンドレエフ（ロシア） ○-× Ｓ・ヒラルド（コロンビア）, 6-1, 2-6, 6-1
今大会のシード勢３２人は１回戦が免除されており、２回戦からの登場となる。
今大会の優勝賞金は６１万１０００ドル。
（2011年3月24日14時38分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
