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男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップのアジア・オセアニアグループⅠの1回戦、フィリピンと日本の対戦は対戦初日の4日、フィリピンにあるセブ島でシングルス2試合が行われ、伊藤竜馬(日本)がフルセットマッチを制するなどで日本が2連勝、2回戦進出に勝利に大きく近づいた。
この日の第1試合に登場した伊藤は、元トップ100であったC・マミット(フィリピン)と対戦、5時間25分というマラソンマッチを6-4, 6-7 (5-7), 6-3, 6-7 (3-7), 9-7で制し、日本に大きな1勝目をもたらした。
34歳とベテランのマミットは、22歳の伊藤に対し驚異的な粘りを見せたが、高温多湿なコンディションで行われた試合終盤では体力が尽き果てた。
日本がデビスカップで記録した最長試合は、添田豪(日本)がタイで行った4時間27分であったが、この日の試合で1時間近くの記録更新となった。
世界ランク62位の錦織圭(日本)がツアーを優先したため、今回の対戦には日本のエースとして期待がかかる添田は第2試合に登場、J・アルシラ(フィリピン)を6-3, 6-3, 6-3のストレートで退け、エースの重責をきっちりと果した。
これまでフィリピンには17勝9敗と勝ち越している日本は、この日の結果、2勝0敗と圧倒的に優位な立場で2日目以降を迎えることとなった。対戦2日目に行われるダブルスには、日本から鈴木貴男(日本)と近藤大生(日本)が出場する予定となっている。
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