女子テニスツアーのモンテレイ・オープン（メキシコ/モンテレイ、賞金総額２２万ドル、ハード）は３月１日、シングルス１回戦１１試合が行われ、第２シードのＡ・パブリュチェンコワ（ロシア）がＥ・ダニリドー（ギリシア）に6-2, 6-7 (5-7), 6-4のフルセットで勝利、辛くも２回戦に進出した。
今大会のディフェンディング・チャンピオンでもあるパブリュチェンコワは、第２セットをタイブレークの末にダリニドーに奪われると、ファイナルセットでは３－３からの第７ゲームでブレークを許してしまう。しかし、ここから３ゲームを連取して初戦突破を決めた。
２時間５１分の接戦を制したパブリュチェンコワは「本当にタフな試合でしたし、彼女は本当に良いプレーをしていました。どうして第２セットを落としたのか自分に問いかけましたが、答えは彼女が良いプレーをしたということでした。トーナメントの最初の試合はいつもトリッキーです。とにかく勝てて嬉しいです。」と、試合を振り返った。
１９歳のパブルチェンコワは、昨年の今大会で初タイトルを獲得すると、イスタンブールでもタイトルを獲得していた。「モンテレイには素敵な思い出があります。ここで初めてツアー優勝しましたし、それはいつでも特別なことです。またここに帰ってこれて光栄です。」と、大会への思い入れを語った。
この他のシード勢では、第５シードのＡ・セバストバ（ラトビア）がＬ・ポウス・ティオ（スペイン）に6-2, 6-4で、第６シードのＳ・エラーニ（イタリア）がＪ・ラーソン（スウェーデン）に6-2, 6-4で順当に勝利した一方、第４シードのＪ・ジョルジュ（ドイツ）はＫ・ペルバク（ロシア）に1-6, 5-7のストレートで敗れ、早くも大会から姿を消した。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｌ・フラデカ（チェコ共和国） ○-× Ｚ・オンドラスコバ（チェコ共和国）, 6-2, 6-2
Ａ・ウズニアッキ（カナダ） ○-× Ｘ・エルモーソ, 6-2, 6-0
Ｓ・バンマー（オーストリア） ○-× Ａ・フラヴァコバ（チェコ共和国）, 4-6, 6-3, 6-3
Ｂ・ザーロバ・ストリツォバ（チェコ共和国） ○-× Ｒ・オプランディ（イタリア）, 6-0, 4-6, 6-1
Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ） ○-× Ｒ・ボラチョーバ（チェコ共和国）, 6-3, 6-1
Ｍ・ウダン（アメリカ） ○-× Ｖ・キング（アメリカ）, 6-4, 6-1
Ａ・コルネ（フランス） ○-× Ｓ・ハレプ（ルーマニア）, 7-5, 6-1
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2011年3月2日18時47分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
