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男子テニスツアーのリージョンズ・モーガン・キーガン選手権(アメリカ/メンフィス、賞金総額110万ドル、ハード)は18日、シングルス準々決勝4試合が行なわれ、第1シードのA・ロディック(アメリカ)がL・ヒューイット(オーストラリア)に4-6, 6-3, 6-4の逆転で勝利、ベスト4進出を果した。
世界ランク8位のロディックは、この日の勝利でヒューイットとの対戦成績を7勝6敗とするとともに、今季の成績を10勝2敗とした。今大会で優勝すれば、節目となる通算30勝目となるロディックは、準決勝でJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。デル=ポトロは、M・ラッセル(アメリカ)を6-4, 6-2で下し、ベスト4入りを決めている。
ヒューイットとの対戦についてロディックは「序盤の彼は良いプレーをしていた。この3試合のうち2試合は、スタートで失敗している。試合開始からもっと良いプレーをする必要が出てくるだろうね。だけど、試合の流れは変わりやすいもの。今日は第3セットがそうだった。第2セットの終盤と第3セットで見せたプレーは、この大会でのベストプレーだと思うよ。」とコメントしている。
この日の試合では21本ものサービスエースを決めているロディックであったが、オープニングゲームではダブルフォルトを2本も犯し、いきなりヒューイットにブレークを許してしまう。
第1セットを先取したヒューイットは「序盤の彼は凡ミスが多かったし、サーブの確率も彼が望むようなものではなかったね。だけど、そこから彼の調子がよくなってきた。彼のサービスゲームに対抗できなかったし、プレッシャーもかけられなかった。」と、試合序盤について語っている。
第2セットに入ると、第4ゲームでロディックがブレークに成功すると、そのままサービスキープを続けセットオールとなる。さらにロディックは、第3セット第1ゲームでもヒューイットのサーブをブレークする。
ロディックは第9ゲームで4本のマッチポイントを迎えたが、ここはヒューイットが粘りを見せてサービスキープに成功、ゲームカウント5-4でロディックのサービスゲームとなる。このゲームでもロディックは2本のマッチポイントを逃したものの、3本目でようやく試合に終止符を打った。
もう一方の準決勝では、主催者推薦で出場のM・ラオニク(カナダ)と第4シードのM・フィッシュ(アメリカ)が決勝進出をかけて対戦する。
先週のSAPオープンで初のツアータイトルを獲得し勢いに乗る20歳のラオニクは、R・ケンドリック(アメリカ)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破り、2大会連続でのベスト4入りを果している。
1年前は世界ランク361位で、ベオグラードで行なわれていたチャレンジャー大会の予選1回戦で敗退していたラオニクは、この日の勝利で今季の成績を11勝2敗とした。
一方のフィッシュは、第5シードのS・クエリー(アメリカ)との地元勢対決に6-3, 6-4のストレートで勝利している。
今大会の優勝賞金は26万4000ドル。
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