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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額61万8000ドル、ハード)は大会2日目の8日、シングルス1回戦9試合が行われ、第3シードのK・カネピ(エストニア)がA・セバストバ(ラトビア)を7-6 (7-5), 6-2のストレートで下すなど、シード勢が順当に初戦突破を果たした。
第1セットは9本のサービスエースを叩き出したセバストバにカネピが苦戦を強いられ、初対戦の両者はお互いブレークが出来ずそのセットはタイブレークへともつれ込んだ。そのタイブレークでも接戦となったが、カネピが7-5で何とかセバストバを振り切り、そのセットを先取すると、セバストバは一気に勢いを失う。
第2セットはサービスエースもなくなったセバストバはダブルフォルトを2本犯すなど、2度のブレークをカネピに奪われる一方、カネピは自身のサービスゲームでは85%と高い確率でポイントを獲得しブレークポイントさえ握らせず、1時間12分のストレート勝利を飾った。
「今日の試合は今季の試合の中で最高の試合の1つ。週末のフェドカップでインドアの試合には多少慣れていたので、それが今日の試合には有利になったような気がする。」と語るカネピは2009年前半にトップ20にいたもののその後はスランプに陥り、トップ100からも落ちた時期もあった。
そんなカネピも昨年のウィンブルドン、USオープンとベスト8入りし、今季最初のグランドスラムである全豪オープン後には自己最高位の17位まで浮上した。「去年終盤の太腿の怪我のあと、11月の終わりにやっと普通にバックハンドが打てるようになったの。今年は去年より良い年にしたい。」と今後の抱負を加えていた。
その他、第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)も予選勝者のV・マナシエバ(ロシア)を7-5, 6-4で、第8シードのD・チブルコワ(スロバキア)も予選勝者のA・ブルリャックを6-0, 6-2といずれもストレートで倒して順当に2回戦進出を決めた。
カネピはA・コルネ(フランス)とS・アービッドソン(スウェーデン)の勝者と、クヴィトバはT・ピロンコバ(ブルガリア)を7-6 (7-5), 6-3で破ったB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)と、チブルコワはV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を7-5, 5-7, 6-2のフルセットで振り切ったM・ウダン(アメリカ)と、2回戦で対戦する。
その他の試合結果は以下の通り。
J・ドキッチ(オーストラリア) ○-× L・サファロバ(チェコ共和国), 4-6, 6-3, 6-4
K・クコバ(スロバキア) ○-× E・マカロバ(ロシア), 4-6, 6-3, 7-6 (7-1)
K・ザコパロバ(チェコ共和国) ○-× T・バシンスキー(スイス), 6-3, 6-3
B・マテック(アメリカ) ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-0, 6-3
今大会は上位2シード選手は1回戦が免除されており2回戦からの登場。第1シードは全豪オープンで優勝したK・クレイステルス(ベルギー)、第2シードは元世界ランク1位のM・シャラポワ(ロシア)で、クレイステルスはK・バロア(ドイツ)と、シャラポワはマテックと2回戦を行う。
今大会の優勝賞金は10万3000ドル。
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