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女子テニスツアーのASBクラシック（ニュージーランド/オークランド、賞金総額２２万ドル、ハード）は８日、シングルス決勝が行われ、ノーシードのＧ・アーン（ハンガリー）がディフェンディング・チャンピオンであったＹ・ウィックマイヤー（ベルギー）に6-3, 6-3のストレートで勝利、キャリア２勝目となるトロフィーを獲得した。

世界ランク８８位のアーンは、３年前のエストリル大会で優勝していた。

決勝で第２シードのウィックマイヤーを破ったアーンは「私は３１歳であなたは２１歳。まだまだ他の大会で勝つ時間はあります。」と、準優勝に終わった昨年覇者に慰めの言葉をかけた。

今大会にはノーシードとして出場しているアーンは、決勝に進出するまでに第１シードのＭ・シャラポワ（ロシア）と第４シードのＪ・ジョルジュ（ドイツ）を破っていた。

ツアーを転戦する選手の多くがコーチやトレーナーなどとチームで試合会場に訪れる中、アーンは今大会には全くの一人で出場している。彼女のコーチはＳ・テステュ（フランス）の夫であるヴィットロ・マグネッリ氏であるが、「コンコルドでも買わない限り」ニュージーランドは遠すぎるとして、帯同を見送っていた。

「彼が言うには、これまでの人生で旅をしすぎたらしいわ。」とコメントしたアーンは、優勝賞金３万７０００ドルを手に入れた。