女子テニスツアーのＢＧＬルクセンブルグ・オープン（ルクセンブルグ/コッケルショーヤ、賞金総額２２万ドル、ハード）は１９日、シングルス１回戦が９試合行われ、第１シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）がＳ・ポン（中国）を7-5, 7-6 (7-3)で、第２シードのＡ・レザイ（フランス）が予選勝者のＭ・バーテルを6-4, 6-4で下し順当に２回戦へ進んだ。
第１セットは、両者１度ずつブレークして迎えた終盤で、デメンティエワが２度目のブレークに成功して、そのセットを先取する。第２セットに入るとポンに２度ブレークを奪われたデメンティエワは１－５とリードされるも２度のブレークを奪い返し試合はタイブレークへ。タイブレークでは実力に勝るデメンティエワが終始リードして１時間５２分でポンを退けた。２００８年の優勝者のデメンティエワは今大会２度目の優勝を狙う。
世界ランク１５位のレザイと対戦した同２１０位のバーテルは自身初となるＷＴＡツアー本戦に臨んだが、世界のトップクラスのレベルを実感させられる試合となった。レザイは２度訪れたブレークピンチを全て切り抜け、逆に各セットで１度ずつブレークを奪い１時間２１分で勝利を獲得した。６本のサービスエースを記録したバーテルだったが、安定したストロークを見せるレザイの壁を突破することは出来なかった。
デメンティエワはＰ・エルコグ（スロベニア）と予選勝者のＩ・リスニャックの勝者と、レザイはＬ・フラデカ（チェコ共和国）を6-2, 6-3のストレートで下したＫ・フリッペンス（ベルギー）と２回戦で対戦する。
その他の試合結果は以下の通り。
Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア） (5) ○-× Ｊ・クレイバス（アメリカ）, 7-5, 6-1
Ｊ・グロス（オーストラリア） (7) ○-× Ｔ・ガルビン（イタリア）, 6-2, 6-2
Ｊ・ジョルジュ（ドイツ） (8) ○-× Ｍ・ミネッラ, 6-4, 6-3
Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） ○-× Ｋ・ウォール, 6-1, 6-2
Ｒ・ビンチ（イタリア） ○-× Ｓ・アービッドソン（スウェーデン）, 6-4, 7-6 (9-7)
Ａ・パーラ=サントンハ（スペイン） ○-× Ｒ・オプランディ（イタリア）, 7-5, 6-3
ハンチュコバに敗れたクレイバスは、Ａ・セバストバ（ラトビア）が右太ももの怪我を理由に欠場を申し入れたため、ラッキールーザーとして本戦へ繰り上がっていた。
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2010年10月20日11時14分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
