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女子テニスツアーのHPジャパン女子オープン(大阪/靱テニスセンター、賞金総額22万ドル、ハード)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第6シードのクルム伊達公子(日本)が第1シードのS・ストザー(オーストラリア)を5-7, 6-3, 7-6 (7-4)の逆転で下し、見事ベスト4進出を果たした。
今大会のディフェンディング・チャンピオンで世界ランク8位のストザーを迎え撃った同56位のクルム伊達は、試合序盤から互角の展開を見せるが第1セット第11ゲームでこのセット2度目のブレークを許し、セットを先制されてしまう。
しかしクルム伊達は、第2セットで強烈なサーブを武器とするストザーから2度のブレークを奪いセットオールとすると、お互いにサービスキープを続けて迎えたファイナルセットのタイブレークを制し逆転で勝利、試合時間は2時間34分だった。
今年5月の全仏オープン1回戦で当時世界ランク9位のD・サフィーナ(ロシア)を破り、トップ10プレーヤーを破った最年長選手となっていたクルム伊達は、自らの記録を破る40歳17日でのトップ10からの勝利となるばかりではなく、史上初となる40歳以上でのトップ10からの勝利となった。
14歳差をはねのけて逆転勝利を飾ったクルム伊達は、準決勝で第3シードのS・ペア(イスラエル)と決勝への切符を争う。世界ランク13位のペアは、第7シードのI・ベネソバ(チェコ共和国)を6-2, 6-0で下してのベスト4進出となっている。
もう一方の準決勝では、第2シードのM・バルトリ(フランス)とT・タナスガーン(タイ)が対戦する。
この日の準々決勝で、バルトリはJ・クレイバス(アメリカ)を6-1, 6-2で、タナスガーンはK・チャン(台湾)を6-3, 2-6, 6-4で下し、ベスト4入りを果たしている。
またダブルスでは準々決勝と準決勝が行われており、準々決勝では第1シードのA・ブリアンティ(イタリア)/M・リバリコワ(スロバキア)組が前川綾香(日本)/L・タナンタ組を6-3, 6-2で下している。
この日最後の試合となったダブルス準決勝では、クルム伊達/森田あゆみ(日本)組を破っていた青山修子(日本)/藤原里華(日本)組が、第2シードのC・チャン(台湾)/N・グランディン(南アフリカ)組に6-3, 6-4で勝利、決勝進出を果たしている。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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